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【神戸vs福岡プレビュー】3位争いの主導権を握り続けたい神戸…2試合ぶりの白星でJ1残留を決めたい福岡

2021.10.16

[写真]=小林渓太、清原茂樹

ヴィッセル神戸 代表戦帰りの大迫&戦線離脱中の山口の状態が気がかり

【プラス材料】
 前節はACL出場権を争う浦和レッズとの直接対決に勝利して、3位に浮上した。4位の名古屋グランパスとは1試合少ない中、勝ち点57で並んでおり、3位争いで一歩リードしている印象だ。

 プラス材料としては、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀、FWボージャン・クルキッチの夏の大補強組がチームにフィットしてきたことか。浦和戦では大迫とボージャンに待望の加入後初得点が生まれ、武藤も3試合連発と絶好調。そして、MFアンドレス・イニエスタも2ゴールと、取るべき人が取ったことでチームの雰囲気も上々だ。


 守備も第28節の川崎フロンターレ戦で3失点を喫したものの、前節は浦和を相手に最少の1失点に抑えるなど、短期間での立て直しに成功。3位キープの準備は整っている。

【マイナス材料】
 今季最多タイの5得点と攻撃陣がブレイクした浦和戦だが、相手にも多くの決定機を作られている。GK飯倉大樹の好セーブやDF陣の体を張った守備も光っていたが、相手のミスに救われた部分もあった。

 マイナス面としては、浦和に合計16本のシュートを打たせてしまった点だろう。ミドルシュートだけでなく、完全にDF陣の背後を崩されてのピンチもあった。

 また、ケガ人の動向が気になるところだ。9月5日に行われた第24節のサンフレッチェ広島戦で負傷したMF山口蛍が復帰できるかどうかが大きな焦点。そして、ワールドカップアジア最終予選のオーストラリア代表戦で負傷した疑いがある大迫はどうか。攻守の要と前線のターゲットマンが不在となると、下位チームが相手でも苦戦を強いられる可能性はある。

文:totoONE編集部

アビスパ福岡 2週間の成果が試されるゲーム。難敵相手に持ち味を出せるか

【プラス材料】
 前節の清水エスパルス戦に1-2で敗れて6試合ぶりの黒星を喫した後、2週間の“修正”期間があったことはプラスだろう。キャプテンのMF前寛之は「やるべきことができなかった」と反省したうえで、「ボールゲインの場面で(パスの選択肢を)もう少し前に持てるように取り組んできた」とこの2週間を振り返った。

 清水戦では組織的にボールを奪って一気に攻撃へ転じるアビスパ福岡のスタイルが出せず、最終ラインと中盤の距離感も悪かった。そういった部分で、細かい確認作業ができたはずだ。メディア公開練習でも、前向きに取り組んでいるチームの雰囲気の良さが伝わってきた。

 現状8位と、年間のチーム目標である10位以内をキープ。これをプレッシャーに感じず、残り試合も「やるべきこと」に集中したい。

【マイナス材料】
 清水戦は“勝てば残留が決まる”という状況に、浮き足立った様子がうかがえた。試合後、長谷部茂利監督は「何かが懸かった時、うまく立ち回れないのが現状」とコメントした。その点では今節も同じだ。残留決定が懸かったゲームで、なおかつ相手はACL出場圏内の3位に位置する難敵のヴィッセル神戸。前節の反省も踏まえ、そのような状況でもいかに福岡らしさを表現できるか。

 神戸は直前の試合で新加入のFW大迫勇也、FW武藤嘉紀、FWボージャン・クルキッチが揃って得点を決めた。さらに2得点のMFアンドレス・イニエスタら「超一流を相手にどうやって守り、失点しないようにするか」という点に、長谷部監督は戦術を練る。4日前の代表戦で先発した大迫のコンディション面は福岡にとってプラスかもしれないが、神戸の攻撃力はそれだけでは衰えないだろう。

文:新甫條利子

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