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山形の右サイドで“輝く”背番号41…中原輝は1対1で「抜いた後を意識する」《7月 J2月間MVP》

[写真]=MONTEDIO YAMAGATA

 7月の『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』が発表され、J2はモンテディオ山形に所属するMF中原輝が受賞した。中原は3試合で2得点2アシストを記録し、7月全勝の原動力となった。プロ3年目で大きな飛躍を遂げている背番号41の歩みと最大の武器であるドリブル、J1昇格へ勝負の後半戦に臨む意気込みを聞いた。

取材・文=三島大輔

――まずは7月の『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』受賞おめでとうございます! 7月は3戦全勝。個人としても2得点2アシストということで、月間MVP受賞の予感もあったのかなと思うのですがいかがでしょうか?
中原 序盤はなかなか勝てなくて苦しい時期もありましたが、最近は目指しているサッカーができていると思います。月間MVPを意識することはあまりなくて……。他の選手たちが何得点しているのかまで把握していないですし、個人的には『2得点だと受賞はないかな』と思っていたのですが。

――中原選手が得点・アシストを量産できている理由として、再び中盤2列目の右サイドに配置されたことが挙げられると思います。
中原 そうですね。左サイドの経験もありますけど、やっぱり右サイドでのやりやすさは感じています。

――ピーター・クラモフスキー監督が指揮を執って以降、リーグ戦では無敗を継続しています。クラモフスキー監督はどんな指揮官でしょうか?
中原 試合に臨む熱量や勝負にこだわる姿勢はミーティングからすごく強調されていますね。ミーティングから熱いですし、選手たちのモチベーションを上げてくれます。普段は選手たちともフレンドリーに接してくれるので、コミュニケーションの部分でも問題ありません。

――昨季まで愛媛FCの監督を務めた川井健太コーチも新たに加わりました。
中原 例えば僕と(半田)陸との関係性は、健太さんがトレーニングで細かく指導してくれます。コーチングスタッフも一丸でいい雰囲気を作ってくれますし、改めて恵まれているなと感じます。

――昨季はロアッソ熊本で大木武監督の指導を受けました。プロ入りから多くことを学んでいると思うのですがいかがでしょうか?
中原 プロ1年目は得点がゼロだったのですが、大木監督はシュート練習にも付き合ってくれて、自分の特徴をより引き出してくれました。右サイドでの自分の良さの生かし方や動き出しなど、大木監督から教わったことは今も継続してできていると思います。感謝しかないですね。

――ルーテル学院高校、駒澤大学で活躍し、熊本でプロになりました。プロになってから感じた学生時代とのギャップはありましたか?
中原 学生時代は自分が中心選手として自由にやらせてもらっていたこともあったのですが、プロになってからより細かい部分を意識するようになりました。熊本での1年目は渋谷さん(渋谷洋樹監督/現ヴァンフォーレ甲府ヘッドコーチ)、キタジさん(北嶋秀朗/現大宮アルディージャ ヘッドコーチ)、チカラさん(藤本主税/ロアッソ熊本 ヘッドコーチ)に教え込まれました。1年目から熱心に指導してくれたので、指導者の方には恵まれているなと思います。

――中原選手の武器であるドリブルについてもうかがいます。カットインからの左足シュートが持ち味だと思いますが、プレーで参考にしている選手はいますか?
中原 昨季引退したオランダ代表のロッベン選手を参考にしています。第17節・ジェフユナイテッド千葉戦のゴールは説明しやすいのですが、少し斜め後ろにドリブルしてカットインからシュートを放ちました。相手DFが付いてきてもボールが斜め後ろにあると足が届かない。プレー映像を見て参考にしていたので、うまく得点につながったシーンでした。

――相手との駆け引きの際は、どのあたりを見ているのでしょうか?
中原 2人目のDFを見るようにしています。例えば相手が4バックの場合、サイドバックの選手と1対1になることが多いのですが、カバーに来るセンターバックの選手の立ち位置をまず確認しますね。対峙する選手を抜いたとしても、カバーされてしまったらチャンスではなくなってしまうので、抜いた後のことを意識しています。熊本時代に「センターバックの立ち位置を見てプレー選択しないといけないよ」と言われて学んだ部分です。

――さて、ここからJ1昇格に向けた勝負の後半戦です。現在クラブの連勝記録を更新中ですが、まずこの記録についてはいかがでしょうか?
中原 クラブ記録を達成した一員になれたことは嬉しいですが、8、9、10連勝と積み重ねていかなければなりません。僕たちはまだ何も成し遂げていないので、これから先が大事になってくると思います。

――連勝が続くとムードもすごく良いと思います。チームの盛り上げ役は誰ですか?
中原 (野田)裕喜と伸くん(國分伸太郎)はすごく元気でいつもチームを盛り上げてくれますね!

――野田選手は“柔道着姿”でも話題になっていましたね(笑)
中原 練習後だったので僕はSNSで見ましたけど……。バズってはなかったですね(笑)。その前日に(松本)怜大くんがチームのグループLINEにウルフ・アロン選手の画像を投稿したんですけど、その写真が裕喜にめちゃくちゃ似ていて(笑)。たぶん、それでその気になったんだと思います(笑)。

――サポーターの熱量も日に日に高まっていると思うのですが、その実感はありますか?
中原 山形サポーターの皆さんの熱量はすごく感じています。スタジアムの雰囲気もいいですね。声は出せませんが、皆さんの応援が力になっています。

――後半戦はより厳しい戦いが待っています。改めて、後半戦に向けた意気込みをお願いします。
中原 今はスタメンで出させてもらっていますけど、いい選手はたくさんいるので危機感を持ってやらないといけないと思っています。チーム内での競争も大事ですし、試合に出た時にはゴールやアシストを意識してチームに貢献していきたいと思います。

――では、最後の山形のファン・サポーターへメッセージをお願いします。
中原 いつもスタジアムの雰囲気作りや自分たちにパワーを与えてくれて、ありがとうございます。これからが本当の勝負、大事な試合が続いていくので、これからも応援よろしくお願いします!

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