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【仙台vs浦和プレビュー】本拠地で再浮上のきっかけをつかみたい仙台…浦和は敵地で前回対戦の再現を目論む

2021.07.02

[写真]=鈴木颯太朗、清原茂樹

ベガルタ仙台 ホームサポーターの声援を追い風に、7年ぶりの白星なるか

【プラス材料】
 第19節の清水エスパルス戦に続き、今節の浦和レッズ戦も本拠地の『ユアテックスタジアム仙台』で戦うことができる。次節も合わせれば3試合連続でホームゲームが組まれていることは大きなプラス材料だ。苦しい今季で調子を上げる契機となったのが、5月1日のホームゲーム(第12節の柏レイソル戦)での勝利だっただけに、7月最初のこの試合で再び上昇のきっかけをつかみたい。

 日程面で言えば、第20節を5月12日に消化しているため、相手よりも長い1週間半の準備期間を得られることも好材料。有効に使いたい。


 清水戦は打ち合いの末に敗れたが、セットプレーから2得点を記録。相手に押し込まれる苦しい展開や膠着状態になったとしても打開できる武器を持っていることはプラス要素だ。

【マイナス材料】
 マイナス要素としてまず大きいのは、6月の公式戦3試合で勝てなかったこと。天皇杯ではJ3のいわてグルージャ盛岡に不覚を取り、リーグ戦では鹿島アントラーズに引き分けたものの、続く清水戦に敗北。順位の近い相手に敗れたショックを振り払わなければならない。

 浦和との相性の悪さも気がかりだ。2014年の第28節を最後に浦和戦での勝利がない。前回対戦はこれまで何度もゴールを奪われてきたFW興梠慎三を抑えたものの、FWキャスパー・ユンカーにリーグ戦初ゴールを決められるなど0-2で敗戦。リーグ戦での同カード4連敗となった。今度こそ、苦手意識払拭のための勝利が欲しい。

文:totoONE編集部

浦和レッズ 前回対戦の再現に向けて抜かりなし。元同僚の存在に気をつけたい

【プラス材料】
 前節のアビスパ福岡戦は堅牢な守備を持ち味とする相手からミドルシュートとセットプレーでゴールを奪い、2-0の勝利。今季加入で中心的な存在になっているMF小泉佳穂はうれしいJ1初ゴールとなった。今季のチームに足りない要素のひとつに挙げられてきた、2列目の得点力という点でも明るい兆しを見せる試合になったはず。

 また、ミスから手放してしまったような第18節の湘南ベルマーレ戦での敗戦による嫌なムードを断ち切ったのも大きい。

 前回対戦はFWキャスパー・ユンカーのJ1初ゴールが生まれ、MF阿部勇樹の芸術的なFKで追加点という展開だった。攻撃陣の機能性からゴールに迫り、セットプレーのチャンスを生かすという点でも、再現を狙うべき試合と言えそうだ。

【マイナス材料】
 臨戦過程やチーム状況に大きなマイナス要素はないが、前回対戦は得点が理想的な経過だった一方、ミスからのカウンターやセットプレーからフリーでシュートを許す場面が0-0の時間帯にあり、自分たちから落とし穴にはまる要素が散りばめられていた。今回はかつて鬼門と呼ばれたこともあるアウェイでの対戦になるだけに、注意を払いたいところだ。

 警戒すべきはドリブラーの存在だろう。FWマルティノスやMF関口訓充といった浦和レッズ在籍経験者に代表されるようなタイプに時間とスペースを与えてしまうと、守備組織とは関係ないところで個による突破を許す可能性が高まる。攻撃に人数をかけて押し込んでいく傾向にあるのが浦和だけに、そのリスクマネジメントは常に頭の中に入れておくべき試合と言える。

文:totoONE編集部

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