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「大きなモチベーションを感じている」…イニエスタが2年の契約延長「今後も常に関わり続けたい」

2021.05.11

会見に臨んだイニエスタ [写真]=VISSEL KOBE

ヴィッセル神戸は11日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタと契約を延長することを発表した。

 神戸は同選手の誕生日である11日に「重要な記者会見」を実施し、2年間の契約延長に合意したことを発表。2022年1月31日までの現行契約から2年間の延長で会見中にサインをした。


 現在37歳のイニエスタは17-18シーズンまで下部組織から所属するバルセロナでプレー。多くのタイトルをもたらしバルセロナの黄金期を中心選手として築き上げた。2018年夏に神戸に加入した同選手は、ここまで公式戦通算77試合に出場し、16ゴール18アシストを記録。2019シーズンには天皇杯JFA第99回サッカー選手権大会で優勝し、クラブ史上初のタイトル獲得に貢献。今シーズンは昨年12月に右大腿直筋近位部腱断裂した影響で出遅れたものの、5月1日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節のサンフレッチェ広島戦で初出場を果たし、ここまで公式戦3試合に出場している。

 会見に臨んだイニエスタは「3年前、東京でエキサイティングなプロジェクトを発表しました。当時も発表した通り、私と家族にとっても大きな一歩。三木谷会長がこのプロジェクトで、私を信頼してくれ、その後も信頼を示し続けてくれて感謝しています。苦しい時を乗り越え、天皇杯優勝やACL出場など、歴史を築いてこられました」とこれまでを振り返り、「関係者、チームメイト、そしてファンの皆様が愛情とリスペクトを持って、ファミリーの一員として接してくれたことに感謝しています。今日は特別な一日となりました」と感謝を語った。

 また、「大きなモチベーションを感じています。周りから信頼を感じられていることが何よりも大事なこと。新たに始まる挑戦はまだまだ続きますが、3年前と同じ熱い思いでやっていきたいです。プロジェクトに関わり続けることができて嬉しいです」と意気込み。「信頼してもらえている、大切にしてもらえていると感じられたことがキーポイントでした」と契約延長への決め手を語った同選手は「モチベーションとワクワク感を感じ続けていることも重要でした。ここからさらにコンディションを落とさず、チームにより一層貢献できるよう日々頑張っていきたいし、今後過ごしていきたいです」とコメントしている。

©VISSEL KOBE

 三木谷会長も「世界ナンバーワンのテクニックとサッカー頭脳」「それ以上に利他的でチームを思いやる、周囲の人、社会を思いやる気持ち」があると高く評価。イニエスタも「自分に残せるものは、全力で、ピッチで示したものを語り継いでいただけるような表現を残していきたい」と貢献の姿勢を見せた。

 さらにキャリアの終わりについて問われた同選手は次のように言及。神戸への愛着も垣間見え、クラブへの関りを続けると明言している。

「いつまでもサッカー選手としてプレーし続けることはできませんので、いつか終わりは来るものです。ただ、このプロジェクトを始めるとき、自分と家族は大きな一歩を踏み出し、モチベーションを感じこれまでやってきたし、これからもやっていきたいと感じています」

「サッカー選手としてのキャリアを最後まで続けたいと思っているし、サッカー選手としてだけでなくこのクラブとは今後も常に関わり続けたいと思っています。それが私の希望です」

「3年前大きなモチベーションを感じてこのプロジェクトに関わり、今も感じています。それがもし薄れたと感じたら、それは自分から最初に言うと思います。それまではピッチで関わっていきたいし、意欲を持って今後も続けていきたいです」

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