J1第10節で名古屋と鳥栖が対戦した [写真]=J.LEAGUE
18日、明治安田生命J1リーグ第10節名古屋グランパス対サガン鳥栖が行われた。
開幕10試合を終えて、それぞれの失点数は名古屋「1」、鳥栖「3」。堅守を誇り上位につける両チームだが、注目は無敗で2位の名古屋。現在9試合連続無失点とJ1記録を更新中で、今節も無失点ならば10試合連続となる。鳥栖はホームで行われた14日の第18節ガンバ大阪戦で0ー1の黒星を喫しており、2試合ぶりの勝利を目指す一戦となった。
予想に反して、試合は序盤から動く。6分、鳥栖はスローインの流れからFW酒井宣福が相手ディフェンスラインの裏をつき敵陣深く左サイドを取ると、左足でクロスを供給。これを中央で待っていたFW林大地が頭で合わせると、ボールは右ポストの内側を叩きながらゴールネットへと収まった。林のリーグ4点目で名古屋は開幕節以来の失点を喫し、無失点継続時間も823分でストップする。
反撃を試みる名古屋は16分、素早いカウンターからFWマテウスが敵陣ペナルティエリアへ進入しシュートチャンスを迎えるも、鳥栖のDFがしっかりと間合いを詰めゴールを許さず。
逆に45分、鳥栖は敵陣中央でFKを獲得すると、キッカーのMF樋口雄太がゴール前へ浮き球のパスを供給。一度はクリアされるも鳥栖はセカンドボールをつなぎ、最後は酒井がペナルティアークから右足でシュートを放った。ボールは名古屋GKランゲラックの手を弾きながらゴールネットを揺らし、鳥栖が2点をリードして試合を折り返す。
2点を追いかける名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督は、後半開始と同時にMF米本拓司とFW柿谷曜一朗を同時投入。また54分にはFW相馬勇紀とDF森下龍矢を同時投入する積極的な采配を見せ、その途中出場の選手たちを中心に鳥栖のゴールを目指す。
ただ、2点をリードした鳥栖は持ち味の堅い守備を披露。逆にカウンターから林がチャンスを迎えるなど、ホームの名古屋を苦しめていく。
それでも85分、ついに名古屋が1点を返す。森下が敵陣深く右サイドからクロスを供給。一度はクリアされるも、これに反応したMF稲垣祥がペナルティエリアアークから右足ダイレクトでミドルシュートを決めた。スコアは1ー2となる。
しかし試合は結局このまま終了。鳥栖に敗れた名古屋は、今シーズン初黒星を喫した。
次戦、名古屋は第11節ガンバ大阪戦を、鳥栖はルヴァン杯グループA第3節アビスパ福岡戦をそれぞれ迎える。
【得点者】
0ー1 6分 林大地(サガン鳥栖)
0ー2 45分 酒井宣福(サガン鳥栖)
1ー2 85分 稲垣祥(名古屋グランパス)
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By サッカーキング編集部
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