J1第9節で神戸と清水が対戦した [写真]=J.LEAGUE
11日、明治安田生命J1リーグ第9節でヴィッセル神戸と清水エスパルスが対戦した。
リーグ戦3連勝中と勢いに乗る神戸は、前節終了時点で3位に浮上。その3試合でいずれも得点を記録しているFW古橋亨梧の活躍に、今節も期待が集まる。一方の清水は、リーグ戦2連敗中。3試合ぶりの勝利を目指し『ノエビアスタジアム神戸』へと乗り込んだ。
先にチャンスを迎えたのは清水だった。7分、セットプレーから神戸のバックパスを奪ったFW鈴木唯人が相手GKも置き去りにして独走。あとは無人のゴールへ決めるだけだったが、右足のシュートは右のポストに弾かれゴールとはならない。清水は38分にも敵陣ペナルティエリア手前右からFWチアゴ・サンタナが直接FKでゴールを狙うも、これも右のポストを直撃。結局試合はスコアレスで後半へと折り返す。
迎えた後半、神戸は清水の守備を前に攻めあぐね、なかなか効果的にボールを保持することができない。すると64分、清水は敵陣深く右サイドへ抜け出したT・サンタナがペナルティエリア手前までドリブルで持ち込み、左足でミドルシュート。しかしこれは神戸のGK前川黛也が好セーブを見せ、得点を許さない。
拮抗した時間が長く続いたが、とうとう74分に試合が動く。神戸のCKをGK権田修一がキャッチすると、清水はカウンターを開始。権田からのパスを受けたMF中山克広が自陣から敵陣ペナルティエリア手前へドリブルで進み相手を引きつけると、左に並走していたT・サンタナへパスを送る。T・サンタナはペナルティエリア手前の左角から左足でクロスを送ると、ファーサイドでDFエウシーニョが右足ダイレクトでシュートを決めた。ついに清水がリードを奪う。
追いかける展開となった神戸は79分、古橋が敵陣中央やや左から右足でミドルシュート。しかしボールは権田の両手に収まりゴールとはならず。それでも諦めない神戸は88分、右サイドからのクロスが流れ敵陣ペナルティエリア左でDF初瀬亮がボールを持つと、相手GKとDFの間に鋭いクロスを供給。これに反応した古橋がダイレクトでゴールネットを揺らした。古橋のリーグ戦4試合連続ゴールで神戸が同点に追いつく。
1ー1となり勢いが増した神戸は、後半アディショナルタイムに猛攻を見せる。しかし、清水も権田を中心とした決死のディフェンスで逆転弾は許さず。試合は同点のまま終了し、勝ち点1を分け合う結果となった。
次節、神戸はアウェイで湘南ベルマーレと、清水もアウェイでガンバ大阪と対戦する。