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粘った北九州、防戦一方も価値あるドロー…富山貴光「今日は1失点で留まったことが全て」

2021.04.10

[写真]=J.LEAGUE

 シュート本数は27対5、ただスコアは1-1、両チームが勝ち点1を分け合う結果となった。明治安田生命J2リーグ第7節、敵地でヴァンフォーレ甲府と対戦したギラヴァンツ北九州は苦しい展開を強いられるも、粘り強い守備とワンチャンスを生かして価値ある1ポイントを獲得。小林伸二監督は「厳しいゲームでしたけど、勝ち点1を持って帰れるのはプラス」と敵地でのドローを前向きに捉えた。

 前半に浴びたシュートの数は18本。徐々に北九州のプレスが機能しなくなり始めた終了間際の44分、裏に抜け出された泉澤仁に決められ先制を許す。反撃に出たい後半は高橋大悟と新垣貴之の中盤2列目をよりワイドに配置し、甲府の両ウイングバックをケア。すると「真ん中が浮き出した(新垣貴之)」。相手のミスから中央でボールを拾い、途中出場の前川大河が抜け出しシュートを放つ。弾いたボールを富山貴光が頭で押し込み、少ないチャンスを見事に生かした。


「前半は耐える時間が長かった。ワンチャンスを決めることができたのは良かったし、今日は1失点で留まったことが全て。『我慢の時間だけど流れは変わる』と選手同士で話していたし、それが実って得点につながった」と富山。このゴールが北九州に勝ち点1をもたらすことになった。勝ち点1をプラスに捉える一方、内容面では課題を露呈したことも事実。小林監督は「今は運ぶところが難点。ボックス内まで運ぼうとはしましたが、もう少し運ぶ工夫をしないといけない。そこはまた来週に向けて頑張りたい」とコメントした。

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