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古橋亨梧が技ありループ弾…神戸がG大阪との“関西ダービー”を制す

2021.02.27

開幕戦では“関西ダービー”が実現 [写真]=J.LEAGUE

 2021シーズンの明治安田生命J1リーグ第1節が27日に行われ、ヴィッセル神戸ガンバ大阪が対戦した。

 神戸は新加入の井上潮音に加えて、セルジ・サンペールや古橋亨梧がスタメン入り。一方のG大阪は昌子源、井手口陽介、宇佐美貴史らが先発に名を連ねた。


 試合は序盤から神戸がボールを保持し、G大阪ゴールに迫る。12分、ペナルティエリア手前でボールを持った古橋が左足でシュート、こぼれ球を拾った井上はペナルティエリア右角の深い位置に侵入して鋭いシュートを放つも、G大阪の東口順昭がしっかりとセーブし、得点を許さない。

 42分にはG大阪にチャンス。左サイドを駆け上がった山本悠樹がマイナス方向に折り返すと、宇佐美はボールを持ち運びそのままシュート。強烈な一撃はGK前川黛也がしっかりと弾き出し、ゴールとはならなかった。前半はこのままスコアレスで終了する。

 後半に入ると、最初に決定機を迎えたのはG大阪。52分、中央でボールを受けたパトリックが右サイドへと展開すると、小野瀬康介は切り返しから左足を振り抜く。ファーサイドを狙ったシュートは前川がしっかりとセーブし、先制点とはならず。

 徐々にG大阪が息を吹き返すと、60分には藤春廣輝のパスを受けた宇佐美が、62分には小野瀬からのクロスを再び宇佐美が狙うも、前川が再三のビッグセーブを見せる。

 ホームで勝ち切りたい神戸は72分、古橋がバイタルエリアにドリブルで侵入し、右足で強烈なシュートを放つも、ボールはクロスバーに弾かれゴールならず。続く74分には相手DFのミスを見逃さなかった古橋がGKと1対1のチャンスを迎えるも、古橋は中央への折り返しを選択。しかし、パスは相手DFにクリアされ、シュートに持ち込むことはできなかった。

 神戸はチャンスを逃したものの、徐々に試合の流れを引き寄せる。78分、ハーフライン付近でボールを持った山口蛍がロングスルーパスを供給すると、DFラインの裏に抜け出した古橋は技ありのループシュート。GKの頭上を超えてゴールに吸い込まれ、神戸が先手を取った。

 反撃に出たいG大阪は新戦力のチアゴ・アウベスをピッチに送り出して打開を図るも、神戸イレブンも集中力を切らさない。試合はこのままタイムアップを迎え、神戸がG大阪との“関西ダービー”を制した。

 次節、神戸は6日に徳島ヴォルティスと対戦する。一方、G大阪は3日に第11節延期分の名古屋グランパス戦に臨む。

【スコア】
ヴィッセル神戸 1-0 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 79分 古橋亨梧(ヴィッセル神戸

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