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一度は引退を決意も…36歳FW鄭大世、新天地FC町田ゼルビアへ完全移籍

2021.01.05

町田ゼルビアへの完全移籍が決定した鄭大世 [写真]=金田慎平

 FC町田ゼルビアは5日、清水エスパルスからFW鄭大世を完全移籍で獲得したことを発表した。

 鄭大世は1984年生まれの現在36歳。2006年に川崎フロンターレに入団すると、ブンデスリーガに活躍の場を移し、ボーフムとケルンでプレーしてヨーロッパでの経験を積んだ。2015年には水原三星から清水エスパルスに移籍すると同クラブで100試合以上に出場しエースとして活躍した。昨シーズンは期限付き移籍して1年間アルビレックス新潟でプレーし、26試合9得点を記録している。


 町田への移籍に当たり、鄭大世は町田のクラブ公式HPで以下のようなコメントを発表している。

「家族との相談の上、引退を決意しました。成田空港へ向かう車に揺られながら、代理人に報告しなければいけないのに、名残惜しくて通話ボタンを押せずにいる時、ちょうど電話が鳴りました。そこでオファーを知り、家族の快諾のもと受けさせていただきました」

「息子がエスパルスのスクールでプレーする姿を見ながら、ここからプロになるのがどれほど大変かと想像した時、できるだけ長く続けることが全国の子供たちへの礼儀であり、生きる意味がそこにあると思います。続けさせてくれるFC町田ゼルビア様に心から感謝して、その気持ちを現役選手としてピッチで表現していきたいと思います」

「FC町田ゼルビアに関わる全ての皆さん。老いた選手ではありますが力の限りを絞り出し、みんなで一花咲かすことに手を貸したいです。不束者ですがよろしくお願いします」

「最後に、オファーを断らせていただいた各クラブの方々にこの場を借りてお詫び申し上げます。こんな自分にオファーをしてくれてありがとうございました」

「そして憲剛さん、ウッチーを筆頭に相談を聞いてくれた皆さんにもお礼申し上げます」

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