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【鹿島vsC大阪プレビュー】3位の座を狙う2チームが激突…来季のACL出場権獲得に望みをつなぐのは!?

2020.12.18

[写真]=J.LEAGUE

鹿島アントラーズ 懸念は負傷したエースの状態。総合力が問われる一戦に

【プラス材料】
 第32節の清水エスパルス戦はFW上田綺世の2得点で2-0と完勝した。内容でもスコア以上の差をつけており、ホームで行われる最終節のセレッソ大阪戦に向けて、死角を見つけるのは難しい状況にある。

 上田とFWエヴェラウドの2トップは、互いにパスを引き出せるし、起点にもなれるうえ、決定力も高い。ポゼッションサッカーを志向するうえで最高の2トップと言えるばかりでなく、終盤戦に突入してからというものの連係は向上の一途にある。守備でも献身性を見せている2人は、相手にとっては脅威でしかない。堅守のC大阪が相手とはいえ、ある程度のチャンスを作れることは確実で、あとはそれを決められるかどうか。


 連敗でスタートした今季。優勝争いには届かなかったが、最後は連勝で締めにいく。

【マイナス材料】
 好調なチームにあって唯一の不安な点が、エースの負傷だ。清水戦でチームトップスコアラーのエヴェラウドが負傷交代。鼻骨骨折との診断を受け、14日に都内の病院で手術を行った。全体練習に復帰しているが、試合ではフェイスガードをつけてプレーする可能性がある。着用した場合、視野が狭くなるため、普段どおりのプレーは望めない。加入1年目から大黒柱として鹿島アントラーズを引っ張ってきた助っ人だが、出場可否を含めて、この試合のマイナス要素に挙げられる。

 C大阪は粘り強く戦うチームだけに、決めきれない展開が続くと相手のペースに持ち込まれる。勝利しなければ、来季のACL出場権が与えられる3位確保の可能性が消滅する一戦。手負いのエースをカバーできるか。

文:totoONE編集部

セレッソ大阪 ロティーナ体制の集大成。難敵撃破で指揮官の花道を飾れるか

【プラス材料】
 FW柿谷曜一朗が前節のサガン鳥栖戦で3試合ぶりとなる出場機会を得た。独特なリズムから繰り出すドリブルやパスは健在。追い込まれた状況にあるチームを救う活躍が期待される。

 今季はアウェイゲームで好成績を収めており、ここまで16試合を戦って10勝1分5敗。ガンバ大阪、川崎フロンターレ、柏レイソルに次ぐリーグ4位の数字を残している。勝率は6割超え(62.5パーセント)で、現在2連勝中。シーズンをとおして見せた敵地での強さを、今回も発揮したいところだ。

【マイナス材料】
 最終節の相手は、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が就任してから一度も勝ち点を奪えていない難敵の鹿島アントラーズ。リーグ戦での対戦成績も14勝4分23敗と分が悪い。そのうえ、セレッソ大阪が中2日で臨むのに対し、鹿島は中6日と休養十分。相性が悪いうえにコンディションの差も大きいため、勝利への道は厳しいと言わざるを得ない。

 鳥栖戦に敗れたことにより、天皇杯への出場権を獲得できる2位の可能性が消滅した。来季のACL出場権を獲得できる3位の座も自力での確保は不可能で、C大阪が鹿島に勝利したうえで、名古屋グランパスが引き分け以下に終わらないといけない。苦手としている鹿島を破って意地を見せられるか。

 鳥栖戦の後半開始早々に負傷交代したFW豊川雄太の出場は不透明。さらに、DF木本恭生とFWブルーノ・メンデスに関しては、指揮官がケガを負っていると明言した。特にゴールを重ねている豊川とB・メンデスの2人が欠場となれば、勝利を求められているチームにとってはかなりの痛手となる。

文:totoONE編集部

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