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【仙台vs湘南プレビュー】ホームサポーターに勝利を届けたい仙台…湘南は1カ月ぶりの白星で記録達成なるか

2020.12.18

[写真]=J.LEAGUE、清原茂樹

ベガルタ仙台 アウェイ戦連勝の勢いそのままに本拠地初白星へ

【プラス材料】
 ベガルタ仙台にとって、湘南ベルマーレは今季の中断期間明け初戦となる第2節で対戦した相手。その時はFWジャーメイン良のゴールを守り抜いて1-0で勝利しており、印象は悪くない。この好材料を追い風にして、ホーム最終戦となる今節、勝ってサポーターの後押しに応えたい。

 前節の清水エスパルス戦に勝利し、今季初の連勝で勢いをつけてこの試合に臨めるのはプラス材料。しかも、点の取り合いを制して今季3度目となる3得点で勝ったことで、さらに勢いがついている。


 その清水戦で2ゴールを叩き出したセットプレーが好調なのも頼もしい要素だ。左足のキッカーMF松下佳貴は1点目をアシストし、右足のキッカーDF浜崎拓磨は決勝点の直接FKを決めた。頼れるキッカーが複数人いることも大きい。

【マイナス材料】
 仙台にとって最大の気がかりは、この最終節になっても本拠地の『ユアテックスタジアム仙台』で勝利がないこと。昨季はリーグ戦で9勝を挙げた場所であり、なんとしてでも最後に勝利を収めたいところだ。

 清水戦で主力選手が痛んで退場したことも不安点だ。ここまでチームトップの9ゴールを挙げているFW長沢駿が前半で退き、センターバックで最終ラインの要を務めてきたDF平岡康裕は相手との激しい接触により後半途中で交代を余儀なくされた。それから中2日しかなく、彼らの状態がどれほど回復しているかどうか。

 そして、もうひとつのマイナス材料が、ここまで3得点のFW西村拓真の出場停止。清水戦で今季4回目の警告を受け、累積警告により試合に出場できない。攻撃に勢いを加える存在を失うのは痛手だ。

文:totoONE編集部

湘南ベルマーレ 相性の悪さを克服し、今度こそ記録達成なるか

【プラス材料】
 ミッドウィークに行われた前節は大分トリニータに1-2の逆転負け。ホーム最終戦を白星で飾ることができなかった。前半は湘南ベルマーレに分があり、立ち上がりから攻勢に出て相手を押し込み、飲水タイム前にはCKの流れから先制点を奪った。前半終了間際にワンチャンスを仕留められて同点に追いつかれ、後半には逆転を許したが、ゲームの主導権を握った前半45分間の内容は今後につながるだろう。

 大分戦で今季J1初先発を果たしたFW大橋祐紀のプレーも印象深い。両チーム最多となる6本のシュートのみならず、積極的に仕掛けて好機を演出するなど、今後の活躍を予感させる働きを示した。

 前節の敗戦をもって17位に落ちたが、今節対戦する16位のベガルタ仙台とは勝ち点1ポイント差で肉薄している。勝利すれば16位に浮上できる状況にあり、モチベーションは高いに違いない。

【マイナス材料】
 足踏みが続いている。大分に敗れてここ6試合を3分3敗と、約1カ月勝利がない。あと1勝に迫るJ1通算150勝はもとより、勝って今季を終えたいところだ。

 得点力不足も変わらず懸念材料だ。大分戦ではCKから2試合ぶりのゴールを挙げたものの、流れの中での得点は勝利と同様ここ6試合奪えていない。2度の決定機を逸したのは痛かったが、相手も3度決定機を外している。精度を磨くのはもちろん、相手以上にチャンスの数を増やしたい。

 また、失点の時間帯もよくない。前半終了間際と後半の立ち上がりはいずれも気を引き締めて然るべき時間帯のはず。勝負に対する厳しさを今一度求めたい。

 仙台との通算対戦成績は14勝9分24敗と分が悪い。相手のホームでは3勝5分14敗とさらに水をあけられている。

文:隈元大吾

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