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【湘南vsG大阪プレビュー】ホームで前回対戦の再現を目論む…G大阪は好調のアウェイ戦で不振脱却なるか

2020.12.05

[写真]=清原茂樹、J.LEAGUE

湘南ベルマーレ 負傷者の復帰で戦力はプラスに。シーズンダブル達成なるか

【プラス材料】
 粘り強い戦いが続いている。第28節の名古屋グランパス戦に敗れ、今季初の連勝は「3」でストップしたが、その後は第29節のサンフレッチェ広島戦、前節の清水エスパルス戦ともに1-1で引き分け、それぞれ勝ち点1を積み上げた。先制しながら追いつかれた展開は反省材料も、逆転されてもおかしくないだけの猛攻を後半に浴びたことを思えば、選手たちの体を張ったディフェンスが勝ち点をもたらしたと言える。

 負傷離脱者が多い中で、FW石原直樹やFW大橋祐紀、DF大岩一貴らがケガから復帰したことは心強い。また、清水戦ではGK後藤雅明がJ1初出場を果たし、最少失点に抑えた。ガンバ大阪から期限付き移籍で加入しているGK谷晃生が今節出られないことを踏まえても、その足跡の意味は小さくない。


 G大阪との前回対戦は1-0で勝利している。

【マイナス材料】
 今季初の連勝が途切れた名古屋戦以降は2分1敗と、ここ3試合足踏みが続いている。いずれの試合も前半は拮抗、あるいは先制するなど優位に進めながら、後半は相手が選手交代とともに攻勢を強めると押し込まれて失点する展開が多い。自分たちの時間帯に得点を重ね、相手の時間帯を守りきることが当然ながら求められる。

 7試合連続でゴールを記録している反面、ここ3試合の得点はすべてCKによるもの。セットプレーが得点源になっていることはポジティブに捉えられるが、流れの中でゴールを奪えていない点は、シュート数が少ない事実も含めて気になるところだ。

 G大阪との通算対戦成績は8勝3分20敗と黒星が先行。ホームでも4勝1分10敗と大きく負け越している。

文:隈元大吾

ガンバ大阪 攻撃力の低下が気がかり。現状を打破する存在の登場が待たれる

【プラス材料】
 第29節の川崎フロンターレ戦での大敗を受け、“2位”の死守に目標を据え直して臨んだ前節のサガン鳥栖戦は1-1の引き分け。勝ちきれなかったとはいえ、先制されながらも執念を示して同点に追いつき、勝ち点1を手にできたのはプラス材料。結果的に3位・名古屋グランパスとの勝ち点差も「3」をキープし、1試合の結果で順位をひっくり返されない状況を維持できたと考えても尚更だ。

 今節も下位に低迷する湘南ベルマーレとの一戦だが、残り試合でできるだけ早く“2位”を自力で決めるためにも、ここはすっきりと勝ち点3を奪いたい。今季の戦いを振り返ると、前半戦で敗れた相手に後半戦で勝ち点を奪えなかったのは川崎Fのみ。この流れが後半戦の勢いにつながってきたと考えても、前半戦で黒星を喫した湘南から白星を奪って残り試合への弾みにしたい。

【マイナス材料】
 MF井手口陽介やMF小野瀬康介らケガ人の状況に大きな変化はなさそうだ。12試合負けなしの戦いを続けている時は選手層も厚く、途中交代で投入される選手に強さを感じたが、ここ最近はそれが薄れてきているのも気になる。試合の終盤に差しかかり、より相手を押し込むような迫力ある攻撃を仕掛けられていないことからも明らかだ。

 中盤から前にケガ人が増えたことでチャンスをつかんでいるルーキーにも、今ひとつチームを活性化させるようなパワーを感じない。その中から救世主的な活躍を見せる存在が出てきたらチームも元気を取り戻しそうだが……。思えば鳥栖戦に途中出場して大きな決定機を2つつかんだFW唐山翔自は試合後、顔を歪めて悔しさを押し殺していた。そうした感情がピッチで花開くことを期待したい。

文:totoONE編集部

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