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【大分vs川崎Fプレビュー】目の前での優勝決定を阻止したい大分…川崎Fは敵地で史上最速の戴冠を目指す

2020.11.20

[写真]=J.LEAGUE、金田慎平

大分トリニータ 体力面で優位に立つも、試合勘の欠如が気がかり

【プラス材料】
 前節の柏レイソル戦は対戦相手に新型コロナウイルス感染症の検査で陽性が確認されたことで試合が延期に。好調を維持していただけに試合をこなしたかったところだが、2週間あまりの試合間隔が空いたことをポジティブに受け止めている。

 この2週間あまりは、優勝間近の川崎フロンターレとの戦いに向けての準備や体力回復に努めた。中2日でアウェイに乗り込んでくる川崎Fに対し、大分トリニータは万全の態勢で待ち構えられる。MF小林裕紀が復帰し、主力選手にはケガなし。誰が出ても最高の状態で臨める。


 19日に片野坂知宏監督の続投が決定。クラブ歴代最長の6シーズン目を率いることになった指揮官は、来季より目の前の試合に集中することを信念とする。川崎F戦に向けて「細かいところまで要求し、はっきりと伝えた」と戦術の狙いを徹底したようだ。

【マイナス材料】
 第26節の横浜FC戦で逆転勝利を収めただけに、2週間あまりの試合間隔が勢いを削ぐ形になったことは否めない。試合勘が落ちることも懸念材料。DF鈴木義宜は「試合ではフワッとならないように試合の入り方に気をつけたい」と話す。試合の入り方が重要になる。

 勝てば優勝の川崎Fを相手に、ホームで優勝を見届けたくない想いは監督も選手も同じだろう。ただ、昨季からの対戦成績は3連敗中で、試合内容も完敗。ここ数試合で戦術にフィットしてきたFW知念慶が契約上の都合で試合に出られないこともマイナス材料となる。

文:totoONE編集部

川崎フロンターレ 主力選手が次々に戦列復帰。自力で優勝を決められるか

【プラス材料】
 いよいよ優勝に王手がかかった。

 ミッドウィークに昨季王者の横浜F・マリノスを劇的な展開の末に撃破。週末の大分トリニータ戦に勝てば、その時点で史上最短での優勝が決まる状況だ。やるべきことは変わらない。いつもどおりのサッカーだろう。ボールを保持しながら相手を押し込み続け、敵陣で素早く奪い返す。

 第27節の鹿島アントラーズ戦でMF長谷川竜也やMF大島僚太が復帰し、横浜FM戦ではFW小林悠も負傷離脱から戻ってきたことで、戦力層が充実したのは好材料。横浜FM戦のように、前半に攻めあぐねても、後半に選手交代で攻撃のギアを上げて勝負を仕掛けるベンチワークも可能になった。その意味で、誰を先発起用するのか、誰をベンチに置いておくのかは注目となる。九州の地でシャーレを掲げることができるか。

【マイナス材料】
 今節はミッドウィークの横浜FM戦で決勝点を挙げたDFジェジエウが出場停止となる。この大事な一戦で、DF谷口彰悟とともに最終ラインを牽引してきた守備の大黒柱を欠く中で臨むのは痛手だが、そこは総力戦で戦い続けてきたチームの強さを見せる時でもある。センターバックに入る可能性があるのはMF山村和也かDF車屋紳太郎だろう。コンディション面を考えて車屋を予想しておく。

 チームにとって懸念材料なのは、やはり選手のコンディションだろう。水曜日に死力を尽くした激闘を繰り広げたばかりで、そこから中2日でのアウェイゲームとなる。「中2日ですが、そこに言い訳せずに、次で決めるつもりで頑張っていこうと選手たちに話しています」と鬼木達監督。2週間以上のインターバルがあった大分との体力差は、気力で埋める。

文:いしかわごう

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