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【横浜FCvs神戸プレビュー】本拠地で14年ぶりの白星を狙う横浜FC…神戸は敵地で連敗回避なるか

2020.11.06

[写真]=金田慎平、Noriko NAGANO

横浜FC 攻撃の形の再構築とストライカーの奮起で連敗ストップを目指す

【プラス材料】
 直近の2試合は3バックの相手が続いたこともあり、3トップのシステムを採用した。アンカーとインサイドハーフの3人を中心にボールを動かしながら両ウイングの突破力を生かした攻撃は多くのチャンスを生み出しており、攻撃は活性化されている印象だ。

 今季ここまであまり出場機会のなかったMF中山克広やMF杉本竜士といった選手が存在感を示し始めている。2人ともドリブルが持ち味で、右の中山、左の杉本としてチームの攻撃を牽引する存在だ。それぞれチャンスは訪れているだけに、そこで決めきってJ1初ゴールを記録したい。


 MF手塚康平の高精度な左足を生かしたセットプレーは大きな武器となっている。前節・大分トリニータ戦の先制点も彼のFKから生まれており、終盤戦の貴重な得点源になりそうだ。

【マイナス材料】
 シーズン終盤のここに来て3連敗中と苦しい状況にある。特に前節・大分戦は互いにシステム変更や選手交代を織り交ぜながら見応えのあるゲームを展開したが、2-0から3点を失っての逆転負け。約1カ月前の第21節・鹿島アントラーズ戦で同じ敗戦を喫していただけに、その反省を生かすことができなかった痛恨の黒星となった。

 第24節・北海道コンサドーレ札幌戦しかり、大分戦の後半しかり、マンツーマン気味で対応されると一気に機能不全に陥ってしまう攻撃の形は早急に改善すべき課題である。今後、同じような対策を取ってくる相手がいることも考えられるだけに、チームとしてこの壁を乗り越えたい。

 後半戦に入ってFWの選手がゴールを挙げたのは、FW瀬沼優司が決めた第21節・鹿島戦とFW草野侑己が劇的な決勝ゴールを決めた第23節・FC東京戦の2試合のみ。ストライカーが仕事をできていない現状は少し寂しい。

文:totoONE編集部

ヴィッセル神戸 失点続く守備の改善が最優先。主力数名の動向も気がかり

【プラス材料】
 前節は清水エスパルスに1-3で敗戦したものの、流れの中で許した失点は1点のみ。残りの2点はセットプレーから。全体的な試合内容はさほど悪くはなかった。それを踏まえて、プラス材料は2つ。

 1つ目は、MF山口蛍が今季6得点目をマークしたこと。2013年と並ぶ自己最多の得点数を記録した。貴重な得点源としてだけでなく、山口が得点することで相手DFが守備の的を絞りにくくなる点も大きい。

 2つ目は、MFアンドレス・イニエスタが相変わらず好調な点だ。10月28日の第30節・ベガルタ仙台戦はベンチ外で体調が心配されたが、清水戦はフル出場。山口のゴールをたどれば、A・イニエスタの精度の高いCKに行き着く。彼が好調なだけで、ヴィッセル神戸にとっては大きなプラス材料だ。

【マイナス材料】
 マイナス材料は3つ。まず、失点が止まらないことだ。ここ7試合でのクリーンシート達成は一度もなく、その間に17失点も喫している。前節・清水戦はポゼッション率で相手を上回ったものの、結局は3失点。清水が決定機を外していなければ、もっと失点数は多かった可能性もある。

 2つ目は、前節は単純にシュート数が少なかった。清水の10本に対して、神戸はわずか4本。三浦淳寛監督が「クロスが少なかった」と振り返っているように、シュートチャンスを作れなかった。

 3つ目は、主力選手のケガの動向。DFトーマス・フェルマーレンがここ3試合はベンチ外、清水戦はFW古橋亨梧もベンチ外だった。また、前節はMFセルジ・サンペールが後半の立ち上がりに負傷交代。過密日程によるローテーションなら問題ないが……。

文:totoONE編集部

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