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【札幌vs横浜FCプレビュー】今季初のホーム戦3連勝を狙う札幌…横浜FCは『札幌ドーム』で6年ぶりの白星なるか

2020.10.23

[写真]=Noriko NAGANO、兼子愼一郎

北海道コンサドーレ札幌 キム・ミンテ欠場の影響を最小限に抑えられるか

【プラス材料】
 前節の勝利をプラス材料にしたいところだ。

 クラブとして初めて強敵・鹿島アントラーズを相手にシーズンダブルを達成し、鹿島をホームで倒したのも19年ぶり。また、試合当日はミハイロ・ペトロヴィッチ監督の63歳の誕生日であり、その試合で浦和レッズ時代からの愛弟子と呼べるMF駒井善成の決勝ゴールで勝利したとあって、そうした好材料を勢いにしていきたい。


 また、横浜FCとはJリーグYBCルヴァンカップも合わせて今季すでに2度対戦し、1勝1分と分がいい。ミッドウィークに試合が組まれていない今週はコンディションも万全に整えることができるため、今季採用しているマンツーマンディフェンスもしっかりと発揮することができそうだ。

【マイナス材料】
 守備の要であるDFキム・ミンテが累積警告で出場停止となるのが大きなマイナス材料だろう。

 北海道コンサドーレ札幌の守備陣はフィジカルで相手を止めるタイプの選手が少なく、キム・ミンテほぼ1人という状態だったため、個でフィニッシュできるストライカーがいる相手と戦う場合にキム・ミンテの不在は大きい。MF宮澤裕樹とDF田中駿汰はカバーリングでピンチをしのぐタイプで、DF福森晃斗は対人プレーを得意としておらず、縦に強さと速さのある横浜FCアタッカー陣には手を焼きそうである。

 また、MFタイプの選手を前線に並べているため、ボランチのポジションが手薄になっているところも気がかり。宮澤を配置したいところではあるが、DFのバックアッパーがもともと薄いこともあり、メンバー構成が難しくなりそうだ。

文:totoONE編集部

横浜FC 主力の相次ぐ負傷が気がかり。チームの総合力が問われる一戦に

【プラス材料】
 前節・FC東京戦は押し込まれる時間が長く何度もピンチを迎えたが、2-0から逆転負けを喫した第21節・鹿島アントラーズ戦の反省も踏まえて守備で踏ん張りを見せた。そして、終盤にケガからの復帰戦となったFW草野侑己が劇的なゴールを決め、10月初勝利を挙げた。

 その草野の復帰はチームに勢いをもたらしそうだ。気持ちを前面に押し出してプレーする背番号25はサポーターからの人気も高く、スタジアムの雰囲気を一変させる力を持っている。ボックス内での駆け引きに長けた生粋のFWタイプで、新たな得点源として期待は高い。

 FC東京戦で負傷したMF松浦拓弥に代わり右サイドハーフに入ったのはMF瀬古樹。ボランチが本職ながら高い戦術眼を発揮し、異なる味を見せた。チームとして機能していただけに新たなオプションになり得るかもしれない。

【マイナス材料】
 第22節・ベガルタ仙台戦で負傷し、長期離脱の可能性もあるMF松尾佑介の穴は想像以上に大きそうである(21日に約6~8週間と発表された)。圧倒的なスピードを武器にドリブルで相手を切り裂く背番号37の代えは、そう簡単には見つからなそう。システム変更や攻撃の形の工夫など、チーム全体で乗り越えていくことが求められる。

 前節・FC東京戦でも負傷者が続出。腰あたりを痛めた松浦と頭部を強打したFW一美和成が前半のうちに交代を余儀なくされた。ケガの程度はそれぞれ不明であるが、ここまでチームの攻撃を支えてきた2人の主力を欠くとなれば苦しい。

 今節の相手・北海道コンサドーレ札幌とはリーグ戦再開初戦で対戦。当時はボールポゼッションでは互角も、ゴール前の質の高さを突きつけられて敗戦を喫した。2試合連続無失点中とはいえ、ピンチのシーンは少なくなく、セットプレーを含めて集中が必要。そこが欠けるようだと劣勢を覚悟しないといけない。

文:totoONE編集部

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