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【柏vs神戸プレビュー】負傷者の復帰で勢いを取り戻しつつある柏…神戸は前回対戦の借りを返して5連勝なるか

2020.10.10

[写真]=金田慎平、兼子愼一郎

柏レイソル クリスティアーノが戦列復帰。大黒柱の帰還は追い風となるか

【プラス材料】
 前節の横浜FC戦でついにFWクリスティアーノが復帰を果たし、いきなりFWオルンガの得点をアシストする活躍を見せた。これでオルンガクリスティアーノ、MF江坂任のトライアングルが開幕戦ぶりに揃うことになった。また、FW神谷優太もケガから戻り、駒不足だったアタッカーに厚みが生まれたことで、ネルシーニョ監督の采配の幅も広がったことだろう。

 水曜日にはJリーグYBCルヴァンカップ準決勝を戦い、横浜F・マリノスを1-0で下して決勝進出を決めた。その勢いもさることながら、ルヴァンカップではGKキム・スンギュがビッグセーブを連発してクリーンシートを達成。横浜FC戦を含めて公式戦2試合連続完封勝利と、守備面に粘り強さや安定感が出てきた点も大きなプラス材料である。


【マイナス材料】
 最大の懸念材料は、ルヴァンカップ準決勝から中2日という日程により、今節に向けた準備期間と選手の疲労回復の時間が少ない点に尽きる。しかも、ルヴァンカップ準決勝の横浜FM戦では高い集中力と緊張感のある激闘を演じたため、主力選手の体と頭の疲労が気がかりである。

 そんな中2日の柏レイソルに対し、1週間の準備期間があったヴィッセル神戸とではコンディション調整に差があるのは否めない。したがって、選手の回復次第では前節の横浜FC戦や水曜日のルヴァンカップから大幅なメンバー変更も考えられるだろう。

 ケガから復帰したクリスティアーノの存在は大きいが、彼が本調子を取り戻すにはあと1~2試合ほど必要か。

文:鈴木潤

ヴィッセル神戸 守備の安定がもたらした圧倒的な攻撃力で連勝継続へ

【プラス材料】
 昨季王者の横浜F・マリノスとの激しい打ち合いを3-2で制した前節。今季初の4連勝を飾り、順位を1つ上げて暫定9位に。三浦淳寛新監督のもと、上昇気流に乗っている。それを踏まえて、プラス材料は2つ。

 まずは攻撃陣に勢いがある点だ。ここ4試合で12得点。そのうち5得点をエースのFW古橋亨梧が決めるなど量産体制に入った。また、MFアンドレス・イニエスタも現在2戦連発中。FWドウグラスにも復帰後初ゴールが生まれ、相手に守備の的を絞らせにくい状態となっている。しかも、前節はシュート3本で3得点という恐るべき決定力の高さも見せつけた。

 2つ目は守備。攻撃陣のブレイクは守備の安定によってもたらされたと言っていい。三浦監督体制下では3試合でわずか2失点だ。

【マイナス材料】
 週2試合ペースの過酷な15連戦を4連勝で締めくくった今のヴィッセル神戸にマイナス材料は少ない。あえて挙げるなら2つある。

 1つ目は、前節の横浜FM戦でボールを握れなかった点。攻守の切り替えを速くしてカウンターで得点を重ねた反面、ボールポゼッション率が下がったことで守備に追われる時間が増えた。結果的に横浜FMに26本のシュートチャンスを与えてしまっている。

 2つ目も横浜FM戦の話だが、シュート3本で3得点は見事だが、逆に言えばシュートチャンスを3回しか作れなかったとも言える。相手のハイラインの裏をカウンターで狙う意図があったとはいえ、MF郷家友太がPKを獲得しなければ2-2の引き分けに終わっていた可能性も。チャンスメイクの少なさは前節の課題である。

文:totoONE編集部

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