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【FC東京vsG大阪プレビュー】今季2度目の3連勝を狙うFC東京…G大阪は鬼門突破で2年ぶりの6連勝なるか

2020.10.09

[写真]=金田慎平、J.LEAGUE

FC東京 本拠地での相性は抜群。過密日程のダメージが影響しなければいいが

【プラス材料】
 4日に行われた前節の湘南ベルマーレ戦は、その直前に行われた第29節の浦和レッズ戦から完全ターンオーバー。GK含めて先発メンバー11名を入れ替えて臨み、勝利をつかんだ。続く7日のJリーグYBCルヴァンカップ準決勝では、再びメンバーを入れ替えて川崎フロンターレに粘り勝ち、公式戦3連勝中と好調だ。

 長谷川健太監督は、誰が出場しても「FC東京の一員として全力でチームに貢献し、勝利のために戦ってくれている」と省みるが、そのチームマネジメント力には目を見張るものがある。今節もメンバーは流動的だが、全員でチームに貢献する姿勢を発揮できれば勝利に近づくだろう。


 ガンバ大阪との対戦は昨季から2連勝中。特に本拠地『味の素スタジアム』では2002年以降、16試合連続で負けなしだ(11勝5分)。相性の良さもプラス材料としたい。

【マイナス材料】
 9月は9試合、10月は8試合を戦う過密日程のもと、ターンオーバーしているとはいえ、チームの消耗度は気がかりな要素だ。特にルヴァンカップ準決勝では川崎Fに対して守る時間が長く、相当な緊張感を強いられた。そこから中2日で迎える今節、川崎F戦と同様の集中力を求めるのは酷というものだろう。

 チームとして守備からリズムを作る戦術に変わりはないが、4-4-2のシステムを主とするG大阪に対して、同様の布陣で臨む可能性もある。また、ここのところ右サイドバックは攻撃的なDF中村拓海とディフェンスに特長のあるDF中村帆高を使い分け、それがうまく機能している。ただし、その組み合わせやシステムを含め、ひとたび歯車がかみ合わなければ、崩れてしまう危険性もはらんでいる。

文:totoONE編集部

ガンバ大阪 “遠藤ロス”を乗り越え、19年ぶりのアウェイ戦勝利を目指す

【プラス材料】
 絶対的支柱とされていたMF遠藤保仁のジュビロ磐田への期限付き移籍が発表された2日後に戦った7日のサガン鳥栖戦。“遠藤ロス”が心配される中、鹿島アントラーズ戦から先発メンバーを6人入れ替えて臨み、鳥栖戦では過去14試合で11得点を挙げてきたFW渡邉千真が2ゴールを奪って勝利。連勝を「5」に伸ばしている。

 鳥栖戦は未消化となっていた第10節。今週は他のチーム以上に連戦を強いられるガンバ大阪としては、メンバーを入れ替えながら勝利できたのは好材料。中2日で迎える今節のFC東京戦にも弾みがついた。

 中でも“遠藤ロス”をものともせず連勝を止めなかったことは、気持ちの部分でも選手が揺れずに戦えたからこそ。完封勝利を収めた第20節・鹿島戦しかり、ここ最近は守備が大崩れしなくなってきたのも前線に勇気を与えている。この流れを継続したい。

【マイナス材料】
 現在の最大のマイナス材料は、プラス材料にも書いた“遠藤ロス”だ。この20年、試合展開的に少し崩れても選手の心には常に遠藤という拠り所があったが、そんな彼が抜けた穴をいかに埋めるのか。第10節・鳥栖戦の勝利で流れを止めなかったのはプラスだが、今節のFC東京戦、続く横浜F・マリノス戦と上位を争う相手にいかに向き合い、結果を残せるかはチームの真価を問われることになりそうだ。

 ケガで離脱していた選手がほぼ戻った今、長期離脱のFW小野裕二を除いては、キャプテンのDF三浦弦太の復帰を待つのみとなった。正念場の戦いにおいてキャプテン不在、遠藤不在の状況の中で、誰がリーダーシップをとり、試合を進めていくのか。G大阪にとっては2001年以来、白星を挙げられていない鬼門『味の素スタジアム』での戦い。今回こそ嫌なジンクスを打ち破れるか。

文:totoONE編集部

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