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【横浜FCvs柏プレビュー】通算対戦成績は横浜FCが一歩リード…前回対戦に敗れた柏は借りを返せるか

2020.10.02

[写真]=兼子愼一郎、金田慎平

横浜FC 手塚の欠場は痛手。その穴を埋められるかが勝負の分かれ目に

【プラス材料】
 前節・浦和レッズ戦は浦和ユース出身でプロ入り後初めて『埼玉スタジアム2002』のピッチに立ったMF松尾佑介が強烈な恩返しとなる2ゴールで叩き込み、チームに勝利をもたらした。それ以外にも19歳のMF安永玲央が出色のパフォーマンスで中盤を支配すれば、今季初先発となったMFレアンドロ・ドミンゲスがコンディションの良さをうかがえるプレーぶりを披露し、後半戦での躍動に期待を持たせた。

 柏レイソルとの前回対戦はリーグ戦再開直後の第3節で実現。柏の激しいプレッシャーを逆手に取るサッカーでゲームを支配し、J1昇格後初勝利を挙げた。その良いイメージを持って戦いたいところだ。


 その前回対戦を含め、下平隆宏監督はネルシーニョ監督との対戦に負けたことがない。昨季のJ2でも直接対決を制し、J1昇格に弾みをつけた。さらに下平監督が柏を指揮し、ネルシーニョ監督がヴィッセル神戸を率いていた時も相性は抜群。この試合でも無敗記録を伸ばしたい。

【マイナス材料】
 9月に入り、ボランチの一角に定着してチームの中心を担ってきたMF手塚康平が柏からの期限付き移籍のため、契約上の関係で出場停止となる。細かくボールをつなぎながら、大きな展開も入れられるレフティーは柏の弱点を知っている部分が多いだけに、それをピッチ上で還元できないことは残念である。

 前節・浦和戦は8試合ぶりに無失点で終えたが、それまでは7試合連続で失点しており、そのうち6試合が複数失点と守備の安定に欠ける部分はある。今節の相手・柏には個の能力に優れた選手が揃い、チームとしても強烈なカウンターを武器としているだけに、少しでも気を抜いている余裕はなさそうだ。

 7月、8月、9月と、3カ月連続でその月の初戦を落としている。波に乗るためにも10月は初戦を勝利で飾り、1つでも多く勝ち点を積み上げていきたい。

文:totoONE編集部

柏レイソル 負傷者多発で攻撃の駒が不足。現有戦力で苦難を乗りきれるか

【プラス材料】
 第18節の北海道コンサドーレ札幌戦では連戦の疲労の影響か精彩を欠いていたFWオルンガだったが、前節の横浜F・マリノス戦では3試合ぶりの得点が生まれた。また、直近2試合の得点はセットプレーから決まっており、ネルシーニョ監督も「入ってくるボールの質も含めて精度が上がってきた」とチームとして向上しているセットプレーを高く評価した。

 試合間隔が1週間空いた今節は、オフを挟んだことで選手たちの疲労が回復。トレーニングでも戦術面の整理・修正に費やす時間があり、心身ともリフレッシュした状態で試合に臨めるのは大きい。

 3試合連続でスタメン出場中と調子を上げてきているDF北爪健吾は、横浜FCとの古巣対決を前にモチベーションが非常に高い。起爆剤としての役割が期待される。

【マイナス材料】
 前節の横浜FM戦でMF戸嶋祥郎が左足を骨折。全治約4~6カ月という大ケガを負った。複数のポジションをこなし、常に献身的でハードワークを怠らない戸嶋の長期離脱には、ネルシーニョ監督も「サチ(戸嶋)を失ったことは我々にとって大きな痛手」と言っており、ただでさえケガ人が多い状況に、また戦列離脱者が1人増えてしまった。

 前節はラスト15分で横浜FMに逆転を許した。交代で攻撃の選手を次々と投入してきた横浜FMに対し、柏レイソルはFWクリスティアーノ、FW瀬川祐輔、FW神谷優太、MFマテウス・サヴィオら前線の選手が依然としてケガで不在のため、拮抗した展開の中では交代で流れを変えることができないという事情も影響している。

 また、最近の試合ではチャンスを決めきれないことが多く、それが結果に影響を及ぼしている点も気がかりだ。

文:鈴木潤

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