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【鳥栖vsFC東京プレビュー】前回対戦は鳥栖が勝利…今季アウェイ戦負けなしのFC東京は雪辱を果たせるか

2020.09.26

[写真]=J.LEAGUE、兼子愼一郎

サガン鳥栖 過密日程の影響が表面化。先制して試合の主導権を奪いたい

【プラス材料】
 前々節の横浜F・マリノス戦(1●3)、前節のヴィッセル神戸戦(3●4)と大量失点を喫したサガン鳥栖。ここにきて3連敗と一時期の勢いが失せた感は否めない。ただ、得点こそ奪えないもののシュートは相手と同じくらい放っている。若手を多く起用していることからすれば致し方ないところか。あとは試合慣れで克服できそうな気がする。

 連敗中とはいえ、今季の1試合あたりの失点数は1.47点と全体を見れば下位の中でも少ないほうと言える。攻守の歯車が合えば、勢いは取り戻せるはず。センターバックに入る機会が多いMF原輝綺、神戸戦でセンターバックの位置に入る時間帯もあったMF松岡大起は、攻撃的な選手なので一気に畳みかけることもできそうだ。FW林大地も好調を維持しているだけに、全員で攻め込む時間を多く取ることで連敗脱出は可能だろう。今節も若い力に期待したい。


【マイナス材料】
 連敗の原因は失点の仕方と言える。先制点を奪われ、同点に追いつくと突き放されるという、なんとも歯がゆいパターンが続く。今節のFC東京戦こそ、先制して突き放したいところだ。

 とはいえ、コロナ禍の影響で試合間隔が他のクラブよりも短いのは正直言ってきつい。若さで乗りきるにも限界がある。5人の交代枠をうまく使いながら、チーム全体で戦いたいところ。ユース時代から見てきた選手が多いだけに、金明輝監督の手腕にかかる。

 9月に入って中3日、中3日、中3日、中2日、中3日、中3日で試合が続いており、出場機会の少ない選手にも出番が訪れる可能性は高い。文字どおりの総力戦が続く。選手層が決して厚くないだけに、気合も必要と言える。

文:totoONE編集部

FC東京 守備の大黒柱不在の中、苦手の敵地で勝利を挙げられるか

【プラス材料】
 第17節・ベガルタ仙台戦で3試合ぶりの勝利をつかみ、続く前節は2位・セレッソ大阪との大一番に臨んだ。ともに守備意識が高く、どちらに転んでもおかしくない試合内容だったが、カウンター攻撃のチャンスを確実にモノにして2得点。同時に2試合連続無失点に抑え、「FC東京らしさ」を取り戻しつつあると言えるだろう。一時期の勢いは多少陰りを見せているものの我慢強く戦う中で、ここ2試合は先制点を奪えていることも明るい材料だ。

 このC大阪戦では足に張りを抱えていたMF安部柊斗が5試合ぶりに復帰。FWディエゴ・オリヴェイラの先制弾をアシストするなど攻守に存在感を発揮しており、彼の復帰は大きなプラス。

 また、今季はアウェイゲームでいまだ負けなし。サガン鳥栖には前半戦の対戦(8月1日の第8節)で足をすくわれる形で敗戦を喫したが、その雪辱の気持ちをバネにする。

【マイナス材料】
 今節の鳥栖戦はDF森重真人が累積警告により出場停止。そのためセンターバックはDF渡辺剛と経験豊かなDFジョアン・オマリが組むことが予想されるが、鳥栖の高さを考慮すればルーキーのDF木村誠二という選択も考えられる。今季の森重不在のゲームは1勝1分1敗で、データ上ではやや劣勢にとどまる。だが、ディフェンスリーダーとしてのみならず、抜群のセンスを生かして攻撃の起点にもなっていただけに、彼の出場停止はゲーム展開に少なからず影響を及ぼすはずだ。特にパスをつなぐスタイルの鳥栖に主導権を握られて自陣に押し込まれると、反撃のチャンスをつかめず苦しむことになるだろう。

 何よりアウェイでの鳥栖戦は直近の4シーズンで1分3敗。2015年を最後に勝利がつかめず、『駅前不動産スタジアム』を苦手としていることも不安材料だ。

文:totoONE編集部

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