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【名古屋vs神戸プレビュー】今季連敗なしの名古屋は危機を乗りきれるか…神戸は7試合ぶりの白星獲得を目指す

2020.09.19

[写真]=三浦彩乃、兼子愼一郎

名古屋グランパス 1週間のインターバルを有効活用。万全の備えで連敗回避へ

【プラス材料】
 1週間の準備期間ができたということが、チームにとっては良いインターミッションになっている。

 次から次へとやってくる連戦の最中は対戦相手との戦いばかりが先に立ち、自分たちのメンテナンスに割く時間がなかった。今節は回復と練習、反省と修正をじっくりと行うだけの余裕があり、3カ月ぶりに練習を公開してサポーターの熱気を試合よりさらに近く感じることもできた。


 DF丸山祐市をはじめ心身のリラックスができた選手も多く、トレーニングは充実した内容に。「まずは守備の原理原則を見直せた。良い守備から良い攻撃が生まれる」と主将は語り、一度整理し直したうえで相手と戦えるのが大きなプラス要素だ。

【マイナス材料】
 準備期間に余裕ができたとはいえ、選手たちの疲労が蓄積していることは間違いない。トレーニングのやりくりによって調整をしている選手は多く、特に守備的なポジションはどこも見た目より消耗している。

 そこで考えられるのが厚みを少しずつ増してきた選手層を信じたターンオーバーだが、マッシモ・フィッカデンティ監督が信じて起用してきたスタメン以外の選手たちで構成した場合のチームの完成度はやはり少し落ちるところがある。そこを埋めるための守備の原理原則の確認をしたところがあったチームだけに、DFオ・ジェソクやDF太田宏介、あるいは復帰間近のDF宮原和也らが入った際の動きには注意が必要になってくるだろう。

文:今井雄一朗

ヴィッセル神戸 司令塔の復活&強力3バックの再結成で久々の勝利なるか

【プラス材料】
 リーグ戦6試合白星なし。なかなか勝ちきれない状況だが、ケガ人の復帰で好転の兆しも。それを踏まえ、プラス材料は2つ。

 1つ目は、ミッドウィークの第25節・セレッソ大阪戦でMFアンドレス・イニエスタがフル出場を果たした点。先発出場は8月19日の第11節・柏レイソル戦以来、約1カ月ぶり。万全とはいかないまでも、質の高いプレーを連発した。チームの復調に向け、大きな好材料と言えそうだ。

 2つ目は、C大阪戦でDFダンクレー、DF大﨑玲央、DFトーマス・フェルマーレンの3センターバックが揃った点だ。3バックでの同時先発出場は8月2日の北海道コンサドーレ札幌戦以来。守備面もさることながら、ゲームの組み立てを得意とする3人の揃い踏みは攻撃面でも好影響。今後、オフェンスのバリエーションは増えていきそうだ。

【マイナス材料】
 ミッドウィークのC大阪戦は、33分のFW都倉賢の退場で数的有利になりながらも相手の堅い守備を崩せず敗戦。それを踏まえ、マイナス材料は2つ。

 1つ目は、決定力不足だ。引いた相手を崩せないというシーズン当初からの課題が克服できず、C大阪戦はほぼ一方的に攻めながら1点が奪えなかった。シュート21本で0点は厳しい。FWドウグラスの戦線離脱は予想以上に大きいか。

 2つ目は、失点が止まらない点。クリーンシートを達成したのは17試合で2試合のみ。C大阪戦後にフェルマーレンが「無失点で終えられるチームは勝つ可能性が高まる」と話している。イニエスタ復帰で得点力アップが見込まれる中、勝敗を分けるポイントは守備になりそうだ。

文:totoONE編集部

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