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イニエスタ復帰の神戸、後半ATに追いつきドロー…FC東京の公式戦連勝は4でストップ

2020.09.12

J1第16節で神戸とFC東京が対戦した

 12日、明治安田生命J1リーグ第16節が行われ、ヴィッセル神戸FC東京が対戦した。

 現在11位の神戸が、3位のFC東京をホームに迎えた一戦。FC東京は現在公式戦4連勝中と波に乗っているが、一方の神戸は直近の5試合で未勝利と対照的なチーム状況に。神戸はリーグ戦6試合ぶりにベンチに入ったMFアンドレス・イニエスタと共に、約3週間ぶりの勝利を目指す戦いとなった。


 先に決定機を作ったのは、FC東京。21分、敵陣中央右サイドでボールを持ったFWディエゴ・オリヴェイラがドリブルで相手DFを剥がし、ペナルティ右へ進入。グラウンダーのクロスを供給すると、中央でFWアダイウトンが滑り込みながら枠内へシュートを放つ。しかし、これは神戸GK飯倉大樹が好セーブを見せ、得点には至らない。

 するとその3分後、神戸が先制に成功する。FW古橋亨梧が放ったシュートは右ポストへ弾かれるものの、こぼれ球をMFセルジ・サンペールが拾い再びボールは古橋へ。古橋はペナルティエリア右でタメを作ると、グラウンダーのクロスを供給。これを走り込んだFW安井拓也がゴール左へ流し込んだ。安井のJ1初ゴールが決まり、神戸が先制する。

 リードを奪った神戸は31分、カウンターの流れで自陣からDF初瀬亮が前線へパスを送る。これを受けた古橋がペナルティエリア内まで持ち込み、右足でシュート。しかしこれは枠の右へ外れ、追加点とはならない。前半は1ー0と、神戸がリードして折り返す。

 迎えた後半、FC東京が同点に追いつく。50分、スルーパスに反応し相手ペナルティエリア右へ抜け出したFW田川亨介が、右足で切り返す。田川は左足で低く鋭いボールをゴール方向へ入れると、これに反応したアダイウトンがコースを変えるシュートを放ち、ゴール左へ流し込んだ。

 勢いに乗るFC東京はその8分後、アダイウトンとのワンツーでペナルティエリアに進入したMF高萩洋次郎が、左方向へパス。これをD・オリヴェイラが落ち着いてゴールへ流し込み、FC東京が逆転に成功する。

 その直後、神戸は安井に代えてイニエスタを投入。イニエスタは8月19日の柏レイソル以来、約1ヶ月ぶりの出場を果たした。

 神戸はそのイニエスタを中心に、FC東京ゴールに迫る。しかし、FC東京が得意とする鋭いカウンターにも翻弄され、なかなかチャンスを生み出せない。86分にはペナルティエリア手前中央で獲得したFKをイニエスタが狙うも、枠を捉えられず。

 そしてこのまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、神戸は敵陣中央の右でFKを得ると、キッカーはイニエスタ。ペナルティエリア内へ浮き玉のボールを送ると、DFダンクレーが頭で合わせ同点弾を生み出した。

 結局試合はこのまま終了し、FC東京は公式戦連勝は4でストップ。一方、土壇場で追いついた神戸は勝ち点1をもぎ取る結果となった。

【スコア】
ヴィッセル神戸 2ー2 FC東京

【得点者】
1ー0 24分 安井拓也(ヴィッセル神戸
1ー1 50分 アダイウトン(FC東京
1ー2 58分 ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京
2ー2 90+3分 ダンクレー(ヴィッセル神戸


By サッカーキング編集部

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