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川崎Fが“神奈川ダービー”を制す! 横浜FMに先制許すも三笘2発など逆転勝利

2020.09.05

川崎Fは三笘(写真右)の2得点などで横浜FMに勝利した [写真]=J.LEAGUE

 5日、明治安田生命J1リーグ第14節が行われ、横浜F・マリノス川崎フロンターレが対戦した。

 昨シーズンの王者・横浜FMと、現在首位を快走する川崎Fの“神奈川ダービー”。現在6位の横浜FMは、首位と勝ち点差14をつけられており、シーズン前半ながら負けられない一戦に。一方の川崎Fは、前節清水エスパルス戦を5ー0、2日に行われたルヴァン杯準々決勝ヴィッセル神戸戦を6ー0と勝利し絶好調。共に高い攻撃力を誇る両チームがどのような戦いを見せるのか、注目が集まった。


 序盤から試合が動く。2分、敵陣深く右サイドを抜け出したFW松田詠太郎が、中央へクロスを送る。これをFWマルコス・ジュニオールが右足でダイレクトシュートを放つと、ボールは左ポストの内側に当たりゴールネットを揺らした。ホームの横浜FMが先制に成功する。

 その後は、一点を追いかける川崎Fがボールを保持する展開となる。25分には相手ペナルティエリア左に抜け出したMF大島僚太が鋭いクロスを供給。ディフェンスに入ったMF天野純の足に当たったボールは、左ポストを直撃する。川崎Fはなかなか同点には追いつけない。

 それでも33分、敵陣中央からMF脇坂泰斗のパスでMF三笘薫がディフェンスラインを抜け出す。ドリブルでペナルティエリア左へ進入した三笘は、後ろから走り込んだ相手DFのタイミングをずらし股下を抜くシュート。これがゴール右に決まり、川崎Fが同点に追いついた。

 前半はこのまま1ー1のスコアで折り返す。

 迎えた後半、川崎Fは脇坂に代えてFW旗手怜央、FWレアンドロ・ダミアンに代えてFW小林悠と2選手を交代させる。

 すると後半開始早々に川崎Fが逆転に成功する。47分、敵陣深くの左サイドへ抜け出した大島が、左足でグラウンダーのクロス。これに反応したFW家長昭博が右足ダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 畳み掛ける川崎Fはその2分後、ペナルティエリア右に進入した旗手が、相手DFの股下を抜くクロス。これにファーサイドで反応した三笘が、ダイレクトでゴール左へ突き刺した。川崎Fはリードを2点に広げる。

 この直後、ピッチにはスコールのような多量の雨が降り注ぐ。そして横浜FMは3選手を同時投入し、ポステコグルー監督は得点を狙う采配を見せる。

 しかし、結局このまま動かず試合終了。勝利した川崎Fは公式戦3連勝を飾り、2位以下との勝ち点差をがっちりキープ。次節は直近のルヴァン杯でも対戦した神戸をホームに迎える。一方の横浜FMは、公式戦6試合ぶりの黒星。次節はアウェイで名古屋グランパスと対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 1ー3 川崎フロンターレ

【得点者】
2分 1ー0 マルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス
33分 1ー1 三笘薫(川崎フロンターレ
47分 1ー2 家長昭博(川崎フロンターレ
50分 1ー3 三笘薫(川崎フロンターレ

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