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【湘南vs神戸プレビュー】連敗に終止符を打ちたい湘南…神戸は今季無敗のアウェイ戦で仕切り直しを図る

2020.09.05

[写真]=金田慎平、Getty Images

湘南ベルマーレ 日程の妙と地の利をフル活用して7試合ぶりの白星を目指す

【プラス材料】
 敗れてなお手応えが感じられるのは、湘南ベルマーレらしさが体現されつつあるからだろう。第11節・名古屋グランパス戦を前に原点を見つめ直した彼らは、アグレッシブかつ粘り強い守備を遂行。加えて、前向きな守備は攻撃にも好循環をもたらし、一度ならずチャンスも演出した。同様の内容は続く第12節・FC東京戦でも示されている。

 そのFC東京戦ではDF坂圭祐が約1カ月ぶりに復帰した。3バックの中央で最終ラインを統率し、コーチングとプレーでチームを支えるその存在感は大きい。


 8月29日に予定されていたサガン鳥栖戦が中止となり、この試合が約2週間ぶりの公式戦となる。JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝を戦い、中2日で今節を迎えるヴィッセル神戸と比べ、コンディションは整えやすいはず。ホームという地の利も生かして7試合ぶりの勝利をつかみたい。

【マイナス材料】
 第12節・FC東京戦はセットプレーから先制を許し、また自分たちの攻撃のセットプレーの後にカウンターを受けて2失点を喫した。かたや攻撃では、幾度かチャンスを作ったが相手の堅い守りもあって無得点に終わった。開催中止となった鳥栖戦を除き、連敗は6に伸びている。プラス材料でも触れたように、自分たちの原点を見つめ直して内容にも示しているだけに、両ゴール前での精度を突き詰めたいところだ。

 得点力が求められる中、FW大橋祐紀が左鎖骨骨折で戦線を離脱した。長期離脱から復帰したばかりであり、ショックは計り知れない。

 今節迎える神戸との通算対戦成績は10勝7分8敗と湘南がリードする。その反面、ホームゲームでは5勝3分5敗と互いに譲らない。今節はどちらに軍配が上がるか。

文:隈元大吾

ヴィッセル神戸 エースの復調と司令塔の復帰で淀んだ空気を吹き飛ばせるか

【プラス材料】
 リーグ戦は1勝2分で3試合負けなしのヴィッセル神戸。前節は昨季王者の横浜F・マリノスを相手に、1-3の劣勢から試合終了間際の2連続ゴールで同点に追いつくなど勝負強さを見せた。それを踏まえ、プラス材料は2つ。

 1つ目は、水曜日のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝・川崎フロンターレ戦でMFアンドレス・イニエスタが復帰した点。8月19日の第11節・柏レイソル戦で負傷し、以後リーグ戦3試合を欠場していた。また、同じ柏戦で負傷したベルギー代表のDFトーマス・フェルマーレンも川崎F戦でベンチ入り。チームにとっては大きなプラス材料と言えるだろう。

 2つ目は、エースFW古橋亨梧の復調。横浜FM戦では7月18日の第5節・清水エスパルス戦以来となるゴールを決め、今季5得点目を記録。FWドウグラスと並び、チーム最多得点者になった。

【マイナス材料】
 水曜日に行われたルヴァンカップ準々決勝で川崎Fに0-6と大敗。精神的ダメージは大きいと予想される。それ以外のマイナス材料は2つ。

 1つ目は、ドウグラスの離脱。8月26日の第24節・川崎F戦の68分に負傷退場し、前節の横浜FM戦とルヴァンカップ準々決勝を欠場。ケガの詳細は不明。前線のターゲットマンを失ったこの2試合、神戸は攻撃の歯車が狂った印象だ。

 2つ目は、疲労の蓄積。8月16日の第10節・鹿島アントラーズ戦から10月4日の第20節・横浜FM戦まで週2試合ペースで15連戦が続く中、ケガ人続出によって選手のローテーションが困難に。MF山口蛍やDF酒井高徳、DF大﨑玲央ら出場時間の多い選手に疲労の色が見えてきた。ルヴァンカップ準々決勝では、川崎Fに出足で負ける場面も多発していた。

文:totoONE編集部

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