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【川崎Fvs大分プレビュー】両極端のチームが激突…リーグ戦7連勝中の川崎Fがリーグ戦4連敗中の大分を迎え撃つ

2020.08.08

[写真]=兼子愼一郎、J.LEAGUE

川崎フロンターレ ブレないスタイルで連勝記録更新を目指す

【プラス材料】
 前節は2位・ガンバ大阪との直接対決に勝利。クラブ記録となるリーグ戦7連勝を飾り、勝ち点でも頭一つ抜け出した格好で首位をキープしている。

 特筆すべきは、やはり得点力だろう。前節はMF大島僚太の1点での勝利だったが、ミッドウィークのJリーグYBCルヴァンカップ・鹿島アントラーズ戦は3-2で勝利。MF三笘薫とFW旗手怜央の新人コンビが得点を記録するなど、新戦力が確実にチームに勢いをもたらしている。


「常に3点以上取りたい」と掲げている鬼木達監督のプランは今節もブレないはず。狙いとしては、後方からのビルドアップに特長がある大分に対して、高い位置からのショートカウンターも織り交ぜたいところ。リーグ随一の攻撃力を発揮できれば、おのずと勝利に近づくはずだ。

【マイナス材料】
 水曜日のルヴァンカップから中2日という過酷な日程でのリーグ戦となる。夏場の連戦ということを考えると、最大の懸念材料はやはり選手たちの疲労度になるだろう。

 7月の連戦は3試合目に選手を入れ替えてきたが、今月はここからも連戦が続くため、先月までの連戦とは違うと指揮官は指摘する。「正直なところ、前回までの3連戦、3連戦とは違うと思います。この2連戦もG大阪、鹿島でアウェイ、アウェイが続き、疲労度もある。もちろん、そこはお互い様だと思います」。選手の消耗度合いを見極めて起用できるかどうかがポイントになりそうだ。

 ここ数試合、相手のビルドアップに後手を踏む展開が増えているのは守備面の課題だ。前線からの連動した強気の守備でリーグ戦無失点を続けたい。

文:いしかわごう

大分トリニータ カップ戦のドローを契機に風向きを変えられるか

【プラス材料】
 リーグ戦は2試合連続4失点で4連敗。不穏な空気が流れそうだが、5日のJリーグYBCルヴァンカップ・ガンバ大阪戦を引き分けで終えれたのは大きい。先発メンバーを一新した試合では、今季ここまで出場のなかったMF小手川宏基とGKムン・キョンゴンがチームの底上げとなる活躍をした。

 カップ戦とはいえ、MF小塚和季が今季初得点を決め、復調の気配が感じられた。攻撃に変化をつけられる唯一無二の存在であり、ボールが集まれば得点の期待は高まる。その小塚と良好な連係を見せ、アシストしたFW三平和司も好調さをアピール。守備ではDF刀根亮輔が安定感のあるプレーを見せており、リーグ戦でも先発争いに食い込みそうだ。

【マイナス材料】
 昨季を上回るペースで失点する守備の再構築は必須。特にセットプレーからの失点は改善されておらず、急務となる。また、ルヴァンカップ・G大阪戦でも判断ミスから失点を招いた。守備意識を浸透させ、粘り強さが求められる。

 今節の川崎フロンターレ戦ではFW知念慶が契約上の理由で出場することができない。ただでさえ戦力差があり、チーム状態も低迷する大分トリニータの勝機は少ない。

 片野坂知宏監督が就任してから4連敗は初めてのことだが、ここはJ2とJ1で最優秀監督賞を得た指揮官の腕の見せどころ。メンバー選考に大なたを振るうのか、システムを変更するのか。難しい判断が求められる。

文:totoONE編集部

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