札幌の2点目を決めた荒野 [写真]=J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグ第7節が26日に行われ、横浜F・マリノスと北海道コンサドーレ札幌が対戦した。25日にウニオン・ベルリンへの期限付き移籍が発表された横浜FMの遠藤渓太はスタメンに名を連ねている。
試合が動いたのは15分。右サイドでボールを持った水沼宏太が中央の天野純へパス。ペナルティエリア手前でボールを受けた天野は迷わず左足を振り抜く。このシュートがネットを揺らし、横浜FMが先手を取った。
1点ビハインドとなった札幌もすぐに反撃に出る。16分、ルーカス・フェルナンデスが右サイドから仕掛けると、スペースにスルーパス。ボールを受けた駒井善成が右足で強烈なシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。駒井にとってはこれが自身にとってJ1リーグ初ゴールとなった。
17分、この日がドイツ移籍前の最終戦となる遠藤にアクシデント。大津祐樹との交代を強いられた。
18分には再び札幌に決定機。駒井が相手DF畠中槙之輔からボールを奪ってクロスを送ると、中央のチャナティップがヒールシュート。これは横浜FMの梶川裕嗣に防がれるも、こぼれ球を繋ぎ最後は荒野拓馬が強烈な一撃を突き刺す。札幌が瞬く間に逆転に成功した。前半はこのまま札幌の1点リードで終了する。
後半に入ると横浜FMが攻勢を強める。56分にはオナイウ阿道と仙頭啓矢を投入するも、なかなか決定機は作り出せず。一方の札幌は60分、エリア手前でのフリーキックをL・フェルナンデスが狙うも、壁に当たってしまう。
このまま試合終了かと思われた89分、札幌が試合を決定づける。横浜FM守備陣のミスを見逃さなかった荒野がボールを持ち運び、ヒールで金子拓郎にパス。金子が冷静に押し込み、勝利を手繰り寄せる3点目を記録した。
試合はこのままタイムアップ。次節、横浜FMは8月1日に敵地でベガルタ仙台と、札幌は2日にホームでヴィッセル神戸と対戦する。
【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 3-1 横浜F・マリノス
【得点者】
15分 0ー1 天野純(横浜FM)
16分 1ー1 駒井善成(札幌)
18分 2ー1 荒野拓馬(札幌)
89分 3ー1 金子拓郎(札幌)