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【鹿島vs横浜FMプレビュー】苦しい時期を過ごす両チーム…この苦境から先に抜け出すのは!?

2020.07.17

[写真]=Getty Images、金田慎平

鹿島アントラーズ 本拠地での相性の良さが頼みの綱

【プラス材料】
 鹿島アントラーズにとって、ホームでの横浜F・マリノス戦は相性の良い試合と言える。『県立カシマサッカースタジアム』で行われた横浜FMとのリーグ戦は現在7連勝中。2013年から7年間勝ち続けている。特に昨季は、のちにリーグ優勝するチームを2-1で下した。

 リーグ戦4連敗を喫しているが、前節の浦和レッズ戦は守備を崩されたシーンがほとんどなく、失点もセットプレーの1点のみ。攻撃的な横浜FMを敵に回しても大崩れする心配はなさそうだ。また、連戦が進む中で試合ごとに選手の入れ替えを行っており、コンディション面では良い状態を保つことができている。


 鹿島は強い相手を前にすると、前後のチーム状態に関係なく、伝統的に力を発揮してきたクラブだ。ここが転機になる可能性は十分ある。

【マイナス材料】
 前節の浦和戦に敗れ、クラブワースト記録となる開幕4連敗となった。JリーグYBCルヴァンカップ、AFCチャンピオンズリーグのプレーオフを含めた今季公式戦は6試合すべて黒星で、挙げた得点は第2節・川崎フロンターレ戦のオウンゴールによる1得点のみ。直近の試合も得点機の質が悪く、無得点に終わった。「1点取れれば」「入れば変わる」との声も選手から聞かれるが、連敗や得点力不足がメンタルに大きく影響しているようだ。

 強力な助っ人を擁する横浜FMを無得点に抑えることは難しいことからも、今季初勝利を手にするためには複数得点が望まれる。

 ホームでの試合を崖っぷちの心境で臨むか、それとも腹を括ってピッチに立つか。心の持ちようが結果に大きく影響しそうだ。

文:totoONE編集部
 

横浜F・マリノス 相性の悪さと失点癖を克服して8年ぶりの白星なるか

【プラス材料】
 選手層の厚さは昨季までにはなかった大きな武器だ。逆転勝利した第3節の湘南ベルマーレ戦は、途中出場のMF天野純が2得点を挙げる活躍を見せた。ベルギーでの海外挑戦から復帰したレフティーは全体的に力強さを増し、ゴールへの意欲も強くなっている。

 また、新加入のMF水沼宏太は2試合連続アシストという形で存在感を示している。得意とする右足からのクロスは抜群の精度を誇り、新たな攻撃パターンをもたらした。

 両選手とも先発・途中出場のいずれでも力を発揮できるタイプで、攻撃のバリエーション増加にひと役買っている。攻撃陣の層の厚さはリーグ屈指で、組み合わせ次第では相手を混乱に陥れることができるだろう。

【マイナス材料】
 とにかく気がかりなのは、鹿島アントラーズと対戦する際のアウェイゲームでの相性の悪さだ。最後の勝利は2012年まで遡らなければならず、以降は昨季まで7年連続で黒星を喫している苦手なシチュエーションだ。

 その時々のチーム状態にかかわらずゲーム巧者の鹿島に苦杯をなめさせられており、今節は相手がリーグ戦4連敗中とはいえ一抹の不安がつきまとう。

 さらにチームとしても、最近の試合で失点の多さが目立つ。第3節の湘南戦は逆転勝利したとはいえ2失点、前節のFC東京戦はディフェンスラインの背後を突かれて3失点を喫した。あっさり失点する悪癖を改善しなければ、この試合でも苦戦は免れないだろう。

文:totoONE編集部

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