多摩川クラシコは川崎が制した [写真]=兼子愼一郎
明治安田生命J1リーグ第3節が8日に行われ、FC東京と川崎フロンターレが対戦した。
序盤から川崎がボールを回し、FC東京が耐える展開に。試合はすぐに動く。主導権を握る川崎がまず先制に成功した。スローインを背負いながらうけたレアンドロ・ダミアンがパスを送るとこれに反応したのは大島僚太。右足で放ったシュートは左ポストに当たりゴールに吸い込まれた。さらに23分、川崎が追加点を挙げる。山根視来が右サイドを切り裂くと、マイナスのクロスを中央に入れる。これをL・ダミアンがヒールで蹴りこみリードを広げた。
川崎の時間はまだ続く。28分、家長昭博が浮き球のパスを送り、L・ダミアンがワンタッチで落とすとそこにいたのは長谷川竜也。地を這うシュートを突き刺しネットを揺らした。
FC東京は前半から交代カードを切るもモノにできず。前半終了間際に川崎がさらに突き放す。山根が右サイドからボールを入れると、またもL・ダミアンが合わせてシュート。これは決まらなかったが残ったボールに長谷川が反応しネットを揺らした。
後半に入り川崎は落ち着かせる。FC東京は交代で入ったアダイウトンがヘディングでゴールを狙うが、反撃の狼煙とはならない。川崎はパス回しから隙を伺い攻め続けるも、森重真人を中心に決死の守備を見せる。
試合はこのまま終了。史上初のリモートマッチとなった多摩川クラシコは、川崎に軍配が上がった。
【得点者】
17分 0-1 大島僚太(川崎フロンターレ)
23分 0-2 レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)
28分 0-3 長谷川竜也(川崎フロンターレ)
45分 0-4 長谷川竜也(川崎フロンターレ)