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「憧れ」だったスタジアムに帰還、湘南から町田加入のGK秋元陽太「まだ一試合。引き締めて」

2020.02.23

今季から町田でプレーする秋元 [写真]=J.LEAGUE

 明治安田生命J2リーグの開幕節が23日に行われ、FC町田ゼルビアはヴァンフォーレ甲府を本拠地に迎え、スコアレスドローに終わった。

 町田を最後尾から支える守護神は、湘南ベルマーレから期限付きで新加入となった秋元陽太が務め、前半21分に泉澤仁(甲府)と1対1となったシーンではタイミングのいい飛び出しで、好守を見せるなど、無失点に貢献した。


 決定機阻止のシーンは「映像を見て、しっかりいいイメージを持って臨めたので、自分のタイミングに誘い込めたのがよかったと思います」と、準備の成果だったようで、「いつも試合前には対戦相手の映像を見ています。前々から持っている映像や湘南時代にもらった映像などから探していたりしますね」と、これまでの積み重ねを強調した。

 試合全体として秋元の活躍が求められたシーンは、そのワンプレーほどで、ディフェンスラインがしっかりと外国人FWを中心とした甲府の攻撃をブロックしたことで、無失点につながった。

「守備の部分では(深津)康太さんや水さん(水本裕貴)が声を絶やさずやってくれたおかげです。チームをしっかりと引っ張ってくれていて、そこにみんなが乗っかれたことでゼロに抑えられたと思います」

 若手含め体を張り、集中して無失点に抑えたことを喜びつつ、「僕や水さんからすると、まだまだじゃないかとも思います。今の段階でしか通用しないかなと。若手がより先を見ているのであれば、もう一歩寄せないとやられてしまう」と、ベテランとして引き締めることも忘れない。

 新天地のホームスタジアム、町田GIONスタジアムは秋元が通った野津田高校のすぐ隣。「小さい時からここでやることが憧れ」と語った場所での試合を終え、「プレーできたことは本当に感謝しています」を、顔がほころぶシーンもあったが、すぐに「まだまだ一試合なので、一喜一憂せず、しっかりと気を引き締めてやっていきたいと思います」と、表情を変える。

 全42試合の長いリーグ戦のうち、まだ一試合が終わっただけ。

「長いシーズン、人任せにしないことが一番大事になってくる。『自分がこのチームを引っ張る』と思わないといけないですし、自分が苦しいときこそ、自分にしっかりと矢印を向けてやっていくことが大事だと思います」

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