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G大阪が昨季王者・横浜FMを撃破! VARで判定が覆り矢島のゴールが認められる

2020.02.23

J1開幕節でG大阪が横浜FMに勝利した [写真]=J.LEAGUE

 23日、明治安田生命J1リーグ第1節が行われ、横浜F・マリノスガンバ大阪が対戦した。

 昨シーズンのリーグ戦で優勝を果たした横浜FMは、今シーズンはACLなど公式戦3試合を戦い2勝1分。ここまですでに9得点と、自慢の攻撃力は健在だ。対するG大阪は、昨シーズン7位。16日に行われたルヴァンカップ第1節柏レイソル戦では0-1の黒星を喫しており、今シーズン初勝利を目指す試合となった。


 なお、この試合のスターティングメンバーに名を連ねたG大阪MF遠藤保仁は、21年連続での開幕スタメン入りを果たした。またJ1の通算出場試合数では、元日本代表GK楢崎正剛氏が持つ631試合出場記録に並んだ。

 先制したのは、アウェイのG大阪。6分、自陣ペナルティエリア内でパスを回す横浜FMに対し、G大阪がプレッシングを掛ける。するとMF矢島慎也がGKパク・イルギュからボールを奪い、MF倉田秋へパス。これを受けた倉田は、一度トラップしてから素早く左足でゴールへ流し込んだ。

 リードを許した横浜FMは左サイドのMF遠藤渓太を起点にゴールに迫るものの、G大阪はDF三浦玄太を中心に粘り強い守備を見せ、決定機を作らせない。

 すると34分、G大阪に追加点が生まれる。GK東口順昭のフィードに反応し相手のDFラインを抜け出した倉田が、ドリブルでペナルティエリア左へ進入。そしてマイナスの角度でパスを送ると、走り込んできた矢島が冷静にゴールネットを揺らした。この直後、一度は副審が旗を上げオフサイドの判定がされたものの、主審が今シーズンからJリーグにも導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でチェック。この結果判定が覆り、矢島のゴールが認められた。

 前半はこのまま、G大阪が2点リードで折り返す。

 迎えた後半、横浜FMが開始早々にチャンスを迎える。G大阪のパスカットを受けたMF遠藤渓太が、ドリブルで相手のペナルティエリア左に進入し、中央へパスを送る。これに反応したFWオナイウ阿道が左足でシュート。しかし、ボールはわずかに枠の左へ外れた。

 その後、横浜FMはFWエリキとDF高野を投入。前への姿勢を強めG大阪を押し込む展開が続くと、74分にゴールが生まれる。MF扇原貴宏からの縦パスをペナルティエリア手前中央で受けたFWマルコス・ジュニオールが素早くターンして左足でシュート。ボールはゴール左上のクロスバーに触れながら、ネットを揺らした。

 さらに攻勢を強める横浜FMは、ボールを保持し相手ゴールに迫っていく。88分にはG大阪のペナルティエリア内でボールを受けた仲川が右足でクロス。これが相手DFの腕に当たったと見られ試合がやや中断するが、VARのチェックには至らない。アディショナルタイムに入った92分には、ペナルティエリア中央からMF遠藤渓太が左足で放ったシュートを、ゴールライン上でDF藤春廣輝がブロック。横浜FMの選手たちは藤春の腕に当たったとアピールしたが、これもVARのチェックには至らず。

 結果として、横浜FMの反撃をしのぎ切ったG大阪が開幕戦を白星で飾った。

 次節、横浜FMは29日にアウェイでFC東京と、G大阪は26日にルヴァンカップ第2節を挟み3月1日にベガルタ仙台と戦う。

【スコア】
横浜F・マリノス 1-2 ガンバ大阪

【得点者】
6分 0-1 倉田秋(ガンバ大阪
34 0-2 矢島慎也(ガンバ大阪
74分 1-2 マルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス

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