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【川崎Fvs鳥栖プレビュー】川崎Fはホームで同カード4年ぶりの勝利なるか…戦力大幅入れ替えの鳥栖は連係面に不安あり

2020.02.22

[写真]=J.LEAGUE

川崎フロンターレ L・ダミアン&小林のダブルエース2戦連発に期待

【プラス材料】
 リーグタイトルの奪還を掲げる今季の鬼木体制は、従来の4-2-3-1ではなく4-3-3を採用。キャンプから完成度を高めるべく取り組んできた。公式戦最初の試合となったルヴァンカップの清水エスパルス戦は5-1と圧勝。川崎の攻撃的なスタイルを印象づけた。

 特徴的なのは、持ち味であるパスワークと中央からの崩しに、幅を使ったワイドな攻撃が加わったことだ。サイド攻撃を生かすフィニッシューにはレアンドロ・ダミアン小林悠といった得点源がいて、ともに幸先よく今季初得点を記録している。

 メンバーに大きな変更点はなさそうだ。ルヴァン杯はU-21枠で宮代大聖が右ウイングで先発したが、この開幕戦は家長昭博、新人の旗手怜央などが先発候補になる見込み。王座奪還に向け、開幕戦勝利を目指す。

【マイナス材料】
 大勝したルヴァン杯の清水戦だったが、後半は後手を踏んだ時間帯も少なくなかった。原因の一つは運動量の低下。守備でのコンパクトさが維持できないと、主導権をなかなか取り返せない難しさがあった。どうやって90分をコントロールして試合を進めていくのかは、この試合における課題だ。

 近年、ホームでのサガン鳥栖戦は3年連続で引き分けており、相性はよくない。だからこそ、勝って勢いづきたいと登里享平は口にする。「リーグはあまり良いスタートを切れていない印象がある。しっかり勝って、勝ち続けていきたい。序盤の取りこぼし、勝ちきれないと後々に響いてくる。やはり最初の試合は大事かなと思います」

 昨季はホームでの勝率も芳しくなかった。それだけに、幸先よく勝って払拭したい。

文=いしかわごう

サガン鳥栖 指揮官の手腕とチームの修正力が問われる一戦に

【プラス材料】
 昨季とは異なり、キャンプ始動から金明輝監督が指揮を執ることになった。2シーズン続けて監督更迭に伴う途中就任だった状況と比べると、意図するチーム作りができることは大きなプラス材料と言えるだろう。「守備でも攻撃的にいく」と語るように、毎試合を勝ちにいく姿勢を見せてくれそうだ。

 前線からプレスをかけることができるよう、前線に人数をかける布陣となる。DFにも攻撃的な選手を揃えることで、昨季よりも得点が期待できるだろう。

 下部組織から多くの選手を昇格させて若返りを図っている。補強も若手を中心に、走れる選手を揃えた。走力と体力については全く問題ない。あとは、選手が金監督の意図する戦術を理解し、どれだけ連係が取れるかにかかる。攻撃的に生まれ変わったチームがどれだけ暴れ回るのか期待したい。

【マイナス材料】
 昨季の主力の多くがチームを去ってしまった。大口スポンサーも撤退したため、大幅な選手の流入出も行われている。攻守両面において、新しい選手がどれだけチームにフィットしているかが問われる一戦となるだろう。

 先週のルヴァン杯は、相手の狙った形でゴールを許して完敗を喫した。「結果ほど内容は悪くはない」との評もあるが、連係が不十分だったのは明らか。この1週間でどれだけ修正をかけられたか、金監督の手腕が問われる。

 若手が多くなった分、経験という部分で不安が増えた。補強した選手もJ1での実績は未知数なので、残った選手がどれだけ底上げを図れるかにもかかっている。「点を取るが、失点もする」試合が続くかもしれない。監督の意図とは別に、選手のより一層の奮起が求められる。

文=totoONE編集部

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