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【湘南vs浦和プレビュー】湘南は攻撃力強化で“らしさ”に磨きをかける…新システム導入の浦和は自慢の得点力が復活

[写真]=清原茂樹, Getty Images

湘南ベルマーレ 個性豊かな人材集結で組み合わせは変幻自在に

【プラス材料】
 浮嶋敏監督の指揮のもと、今季はスローガンに「PROGRESSION -前進-」を掲げ、長年クラブとして培ってきたスタイルを土台に攻撃のさらなる上積みに取り組んでいる。具体的にはカウンターに加えて遅攻も磨き、得点力の向上を期す。

 文字どおり“前進”を志向する今季、チームには期限付き移籍先からの復帰を含めて、14人の選手が新しく加わった。既存のメンバーも新加入選手もそれぞれ個性を備えており、チーム内の競争は日々活性化している。

 フォーメーションは今季の始動から一貫して採用されている3-5-2が有力だ。前述のとおり、人数分の個性が集い、また複数のポジションを担えるメンバーも多い。すなわち選手の組み合わせは多彩で、さまざまなバリエーションが考えられる。

【マイナス材料】
 今季の公式戦初戦となった先週末のルヴァンカップ第1節は大分トリニータをホームに迎え、1-0で勝利。相手に押し込まれて何度かピンチにさらされたものの、ゴール前で体を張って防ぎ、無失点で切り抜けた粘り強さは湘南らしい。ただ、初陣の難しさもあっただろう。特に前半はボールを奪うための守備が奏功せず、守から攻へのスイッチも入りにくかった。

「フライデーナイトJリーグ」として他のカードに先んじてリーグ開幕を迎える今節は、本拠地『Shonan BMW スタジアム平塚』で浦和レッズを迎え撃つ。通算対戦成績は9勝3分23敗、湘南のホームゲームでも5勝2分11敗と大きく負け越している相手だ。ただ、昨季は1勝1分、一昨季も2戦2勝と近年負けていない。しかし、昨季14位からの巻き返しを誓い、先週行われたルヴァン杯のベガルタ仙台戦に5-2で勝利している浦和は間違いなく難敵と言える。

文=隈元大吾

浦和レッズ 新加入レオナルドがエース候補に名乗りを上げる

【プラス材料】
 今季の公式戦初戦となったルヴァン杯第1節・仙台戦に勝利。新システムで結果が出たことは、チームに自信を与えた。それも、エースの興梠慎三を軽いけがの影響で温存しながら、攻撃陣が5ゴールを挙げたことは昨季との違いを大きく示している。

 特に、先発した山中亮輔汰木康也杉本健勇に加え、途中出場のマルティノスが、新システムで本領発揮する気配を見せたのは大きなプラス材料だ。さらに、新加入のレオナルドが早くも加入後初ゴールをマーク。メンタル的に落ち着いた状態でシーズンに入れるのは、初戦で得た成果と言えるだろう。

「リーグ戦は別物」と選手たちが話すだけに、この湘南戦は一つの試金石。チームには一体感とポジション争いの緊張感が同居しており、好スタートの予感を漂わせている。

【マイナス材料】
 トレーニングキャンプでの対外試合で5連勝を飾り、ルヴァン杯初戦の仙台戦にも勝利して今節を迎えるが、共通点は相手も4バックを採用していたこと。多くの選手が「実際のところ、やってみないと分からない」と話すのが、湘南のように3バックを採用しているシステムが噛み合わないチームとの対峙だ。

 昨季までのことを考えれば、4バックの相手と対戦した時のストロングポイントとウィークポイントが反転することになる。頭では分かっていても、ピッチ上で起こるさまざまな問題をどれだけ試合前に整理できていて、さらに試合中に臨機応変な対応ができるかがカギとなるだろう。

 また、今季からCKの守備にゾーンディフェンスを導入しているが、仙台戦では枠内に飛ばされれば失点という場面もあった。そうした新しいことへのチャレンジが裏目に出る可能性もあり、そうなった場合は苦しい展開が待ち受けている。

文=totoONE編集部

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