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元日本代表MF明神智和が現役引退を発表「感謝の気持ちでいっぱい」

2019.12.02

現役引退を発表した明神智和 [写真]=Getty Images

 AC長野パルセイロは2日、MF明神智和が今シーズンをもって引退することを発表した。

 明神は1978年生まれの41歳。柏レイソルユースから柏レイソルのトップチームに昇格すると、ガンバ大阪、名古屋グランパスを経て、2017年に長野に加入した。今シーズンは明治安田生命J3リーグで8試合に出場。キャリア通算ではJ1で497試合出場26ゴール、J2で20試合出場、J3で38試合出場を記録。日本代表では26試合出場3ゴールを記録した。


 明神は長野のクラブ公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表した。

「今シーズンをもって現役を引退することを決意しました。チームからは来年も選手契約のお話をいただいたのですが、プロサッカー選手として求められるものに応えられないと感じ、引退という決断に至りました。最後までチームの一員として戦いたい気持ちが強く、発表をシーズン終了後にしようと思っていました。一方で、24年間を振り返る中で、関係者やファン・サポーターの皆様には前もってお知らせするべきではないかとも考え、最後まで悩みましたがこのタイミングでの発表とさせていただきました」

AC長野パルセイロをJ2に上げる。そのことだけを考えてプレーしてきましたが、達成することができず本当に申し訳ない気持ちです。J2に上がり、違う景色を皆様と見たかったです。ただ3年間、AC長野パルセイロのユニホームを着て、AC長野パルセイロのエンブレムのために戦い、長野Uスタジアムでプレーできたことはとても幸せでした。バスでスタジアム入りする時に聞くチャントが特に大好きでした。この3年間で出会い、お世話になったすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」

「この場を借りて、今までお世話になった柏レイソル、ガンバ大阪、名古屋グランパスの関係者の皆様にも心より感謝申し上げます。各クラブでキックオフの笛から試合終了の笛が鳴るまで全力でピッチを走りまわり、プレーできたことは僕の誇りであり財産です」

「24年の選手生活、たくさんの出会いに恵まれ、多くの方々に支えられてここまで現役を続けることが出来ました。本当にありがとうございました。 明神智和

 なお、明神の希望により、12月8日に行われるリーグ最終戦のロアッソ熊本戦を含め、引退セレモニーは開催されないという。翌9日に実施する引退記者会見の映像はクラブ公式Youtubeにてライブ配信されることが発表されている。

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