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山形が逃げ切り2回戦にコマを進める…大宮は2季連続で涙を飲む/J1参入プレーオフ1回戦

2019.12.01

山形が2回戦位進出した [写真]=J.LEAGUE

 J1参入プレーオフ1回戦が1日に行われ、大宮アルディージャとモンテディオ山形が対戦した。

 明治安田生命J2リーグを3位で終えた大宮と6位で終えた山形の対戦。“年間順位の優位性“があるため、大宮は引き分け以上で次戦に駒を進めることとなる。


 大宮はイッペイ・シノヅカがボールによく触り、パスを繋ぎつつ右サイドから攻め立てる。一方の山形は背後を狙うボールを多用。両チームとも強固な守備ブロックと中盤の奪い合いでチャンスを作り出すことができない。徐々に山形がボールを回しだすもブロックを崩すことはできず、前半を終える。

 後半に入るとカウンター合戦に。鋭いカウンターを仕掛けあうが決定機には結びつかない。すると、山形が徐々に圧力を強め攻勢に出る。

 73分、遂に均衡が破れる。山形がデザインされたCKを見せ、スペースに走りこんだ坂元達裕が鋭いクロスを供給。最後はI・シノヅカに当たり軌道が変わってゴールに吸い込まれる。一度は副審のフラッグが上がりオフサイドかと思われたが、オウンゴールで山形が先制した。

 続く82分、柳貴博がペナルティエリア右からファーサイドにふわりとパスを送り、これを山田拓巳がダイレクトで頭で折り返す。これに合わせたのは途中出場の山岸祐也。後ろから走りこんで冷静に蹴りこみ貴重な追加点を奪った。

 2点が必要になった大宮がプレッシャーを強め、山形ゴールに迫るが、気迫のこもった守備と、GK櫛引政敏が立ちはだかる。最後まで大宮は牙城を崩せず、このまま試合終了。リードを守り切った山形が次戦に駒を進めた一方、大宮は2シーズン連続で、参入プレーオフで涙を飲んだ。

【スコア】
大宮アルディージャ 0-2 モンテディオ山形

【得点者】
0-1 73分 イッペイ・シノヅカ(オウンゴール/大宮アルディージャ)
0-2 82分 山岸祐也(モンテディオ山形)

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