磐田はアダイウトン(左)のゴールなどでJ1残留へ望みをつないだ [写真]=J.LEAGUE
23日、明治安田生命J1リーグが行われ、北海道コンサドーレ札幌とジュビロ磐田が対戦した。
磐田は前節を終えた時点で16位以下が確定していたが、16位でシーズンを終えると進出できるJ1参入プレーオフに、J1残留への望みを託す状況だった。
この試合、先制したのは磐田。26分、MF松本昌也がペナルティエリア右脇からグラウンダーのクロスを入れると、ニアサイドに走りこんだMF藤川虎太朗がヒールでコースを変える。すると流れたボールに反応したMFアダイウトンが、角度のないところからゴールネットを揺らした。このまま前半は、磐田が1点リードで折り返す。
ハーフタイムで両チームとも選手を交代して迎えた後半、ホームの札幌が徐々にペースをつかむが、磐田も必死のディフェンスでゴールを許さない。
しかし迎えた88分、左CKを得た札幌はDF福森晃斗が左足で上げたクロスにMF深井一希がペナルティエリア中央でヘディングシュート。これが決まり、土壇場で同点に追いつく。
ただ、勝利しなければJ2降格が確定する磐田も、意地の反撃を見せる。アディショナルタイムの目安である5分が過ぎた時間帯で、後半から途中出場のMF荒木大吾がペナルティエリア内でPKを獲得。このPKを荒木自身がゴールへ蹴り込み、勝ち越しに成功した。
試合はここで終了。後半終了間際に2つのゴールが生まれる激戦を制した磐田は、J1残留へ望みを繋ぐかたちとなった。
シーズン16位でのフィニッシュへ負けられない試合が続く磐田は、次節ホームに名古屋グランパスを迎える。
【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 1-2 ジュビロ磐田
【得点者】
26分 0-1 アダイウトン(ジュビロ磐田)
88分 1-1 深井一希(北海道コンサドーレ札幌)
90+7分 1-2 荒木大吾(ジュビロ磐田)
By サッカーキング編集部
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