2ゴール1アシストの活躍を見せた前田 [写真]=J.LEAGUE
9日、明治安田生命J1リーグ第31節で名古屋グランパスとヴィッセル神戸が対戦した。
今シーズン4度目の対戦となった両チームは、ここまで1勝1分1敗という成績。また、どちらも未だJ1残留が確定しないこともあり、確実に勝ち点をモノにしたいゲームとなった。
試合が動いたのは12分。左からのCKを獲得した名古屋は、DF太田宏介のボールをFWジョーが頭で合わせる。一度はファーサイドに流れたものの、ペナルティエリア右角付近でボールを受けたFW前田直輝が豪快に左足を振り抜く。この強烈なシュートがゴールへ突き刺さり、名古屋が先制に成功した。
勢いに乗る名古屋は23分、追加点を挙げる。右サイドからドリブルで仕掛けた前田が、ペナルティエリア右に進入し右足でグラウンダーのクロスを送る。これにペナルティエリア中央で反応したMF和泉竜司が左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。
2点を追う展開となった神戸はMFアンドレス・イニエスタを中心に攻撃を組み立てるが、前半は無得点で折り返す。
迎えた後半、次にゴールを決めたのも名古屋だった。54分、前田がペナルティエリア手前でボールを持つと、一度はボールを失うもののジョーからのスルーパスに素早く反応。ゴールエリア右角付近から右足でシュートを放つと、ボールは飛び出したGK飯倉大樹の裏をカバーしていたDFダンクレーに当たり、ゴールへと収まった。
その後、試合は動かず3ー0で試合終了。前田の2ゴール1アシストの活躍が光り、名古屋はホームでの公式戦6試合ぶりの勝利を手にした。
次節、名古屋はホームでサガン鳥栖と、また神戸もホームでセレッソ大阪と対戦する。
【得点者】
1-0 12分 前田直輝(名古屋グランパス)
2-0 23分 和泉竜司(名古屋グランパス)
3-0 54分 前田直輝(名古屋グランパス)