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早川史哉が闘病生活や仲間への思いを綴った著書を発売『そして歩きだす サッカーと白血病と僕の日常』

2019.10.18

急性白血病の発症から1287日ぶりに公式戦に復帰した早川史哉 [写真]=J.LEAGUE

 10月5日に急性白血病の発症から1287日ぶりに公式戦のピッチに復帰したアルビレックス新潟のDF早川史哉が、自身の闘病生活、サッカー、そして仲間への思いを綴った初の著書『そして歩きだす サッカーと白血病と僕の日常』を、 10月26日(土)より全国順次発売する事が決定した。

 プロサッカー選手としてJリーグデビューを果たした2016年の春、体調に異変を感じつつも、アルビレックス新潟の開幕戦に向けトレーニングに励む早川。しかし念願のプロデビューも、その体は急性白血病という病魔に冒されていた。ピッチから病室へ、精密検査を経て骨髄移植手術へ。1年近くの入院では、辛い抗がん剤治療や様々な不安が押し寄せる中、同じく白血病と戦う中学3年生の少女からの励ましと悲しい別れ、彼を取り巻く多くの仲間や家族、そしてファンからの声援を自身の力に変え、2017年6月24日、ついに完全退院。しかし、その後のリハビリは常に再発リスクと隣り合わせで、決して平坦なものではなく、果てしなく続く自分との戦いの日々だった。それでも決して諦めるとこ無くトレーニングを続け、さらには自分と同じく白血病や、それ以外の難病に患っている小児病棟への訪問や、チャリティ活動を行い、今一度、自身の立場と向き合った。そして2019年10月5日、アルビレックス新潟のホーム、ビッグスワンで行われたJ2第35節・鹿児島ユナイテッドFC戦で背番号28を背負い、3年7カ月ぶりに公式戦のピッチへの復帰を果たす。


『そして歩きだす サッカーと白血病と僕の日常』は、早川が自身の生い立ちや選手としてのキャリアをはじめ、病気の発覚後、どのような想いで日常を過ごし、どのような壁にぶつかり、どのように受け入れ、どのように生きてきたのか。もがき、苦しみ、そして歩き出したひとりの人間の、ありのままの生きかたを綴った渾身の自著となっている。

【商品情報】
タイトル:『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』
著者:早川史哉
発売日:2019年10月26日(土)より全国順次発売
定価:本体1,500円+税 判型/仕様 四六判ソフトカバー
発売:株式会社徳間書店
商品URL:http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198649586
     https://www.amazon.co.jp/gp/product/4198649588/

早川史哉コメント】
「このたび、自身の半生を綴った書籍を刊行することになりました。本書をつくるにあり、苦しい闘病を経験し、心の奥底で蓋をしていた部分を、一つずつ一つずつ開けていきました。正直、その作業はとてもつらく、苦しいものでした。もう過ぎたことのはずなのに、ひどく落ち込んだときもありました。でも、本書を手に取ってくださる人たちに、僕の真意、病気になるということの真実と、その周りで支えてくれる人たちの存在をしっかりと伝えたいと思い、逃げることなく真正面からぶつかりました。是非、ご一読いただけますと幸いです」

【本書の構成】
第1章 開幕戦
いつもと違う朝/念願のプロデビュー/拭えぬ違和感/得体の知れない相手/ピッチから病室へ/背中を押された言葉/入院生活

第2章 サッカーと共に
憧れの手/やんちゃ坊主/オレンジと青のユニフォーム/94ジャパン/世界という舞台/桐の葉のエンブレム/夢に続く道

第3章 窓の中、窓の外
病名の公表/漆黒の闇/希望と絶望の間/無菌室という別世界/友との再会/輪ゴムでできた宝物/近くて遠いビッグスワン

第4章 一進一退
夏の鳥かご/期待と不安/アルビレッジへの帰還/レジェンドの背中/今の自分にできること/プロ選手としての矜持(きょうじ)/小さくも大きな一歩

第5章 そして歩き出す
プロへの復帰/高知キャンプ/殺到する取材依頼/一つのゴール/1256日ぶり/新たなる景色/人生というフィールド

あとがきにかえて

【著者プロフィール】
早川史哉(はやかわ・ふみや) 1994年1月12日、新潟市生まれ。プロサッカー選手。
アルビレックス新潟のアカデミー組織の出身。高校2年の2011年にトップチームに2種登録される。 メキシコで開催された2011FIFA U-17ワールドカップでは、FWからDFまでこなすオールラウンドプレーヤーとして3得点を挙げる活躍をみせた。2012年に筑波大学に進学して蹴球部に入部。関東大学リーグ2部に降格したチームを主将として引っ張り、1部への返り咲きをはたした。

2016年シーズンにアルビレックス新潟へ加入。2016年2月27日のJ1開幕節・湘南戦に先発フル出場デビューをはたし、開幕戦を含めたリーグ戦3試合とヤマザキナビスコカップ1試合に先発フル出場。しかし、4月24日のJ1第8節・名古屋戦後にリンパ節の腫れを訴え、病院で検査を受けた結果、急性白血病と診断される。抗がん剤治療ののち、同年11月に骨髄移植手術を行う。2017年から治療に専念するため選手契約を一旦凍結。同年7月に病院を退院すると復帰に向けたリハビリを開始。2018年3月にアカデミー組織、2018年8月にトップチームの練習に合流。10月には対外試合に出場し、11月12日に契約凍結が解除されて、2年7カ月ぶりにプロサッカー選手に復帰。2019年8月17日、J2第28節・岡山戦で1256日ぶりにメンバー入りをはたすと、10月5日には、J2第35節・鹿児島戦にフル出場。カップ戦を含めると、実に1287日ぶりに公式戦のピッチでプレーした。

【サイン入り書籍販売のお知らせ】
背番号「28」にちなみ、先着280冊のサイン入り書籍を販売。

●10月27日(日) 京都サンガF.C.戦(デンカビッグスワンスタジアム)
・Eゲート前広場グッズ売店(9:45~販売開始)
・スタジアム内グッズ売店(11:30~販売開始)
早川史哉直筆サイン本は先着240冊。

●アルビレックスショップ オレンジガーデン(新潟駅南口)
〒950-0086 新潟市中央区花園1-1-1 CoCoLo新潟中央
TEL:025-288-6617(営業時間10:00〜20:00)
10月27日(日)10:00〜販売開始
早川史哉直筆サイン本は先着40冊。

上記試合で完売とならなかった場合、10月28日(月)18:00からアルビレックス新潟インターネットショップでも販売。

【帯コメント】
・同じ新潟を故郷にもつ人間として、史哉のことをいつも誇りに感じている /酒井高徳(ヴィッセル神戸)
・僕には想像できる。いつかどこかで一緒のピッチに立つことを。 /南野拓実(サッカー日本代表/レッドブル・ザルツブルク)

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