FC東京は三田の直接CKで先制するも試合終盤に豊田陽平の2ゴールで逆転を許した
明治安田生命J1リーグ第28節が5日に行われ、16位サガン鳥栖は首位FC東京をホームに迎えた。
試合は両者一歩も譲らない展開が続く。東京は永井謙佑を中心に仕掛けるが、なかなかシュートで終えられない。一方の鳥栖も金崎夢生が何度かゴールを狙うも枠を捕えられず得点に繋げることはできなかった。
すると東京は29分、東がエリア外からミドルシュートでゴールを狙う。しかしこれは浮いてしまい枠の上に外れる。さらに32分にはフリーキックを獲得。三田啓貴のシュートは壁に当たるが、その後ゴール前の混戦から永井がシュートを放つ。しかしこれは豊田陽平の顔面に当たり渾身のブロックで鳥栖は難を逃れる。
東京は41分、三田と永井のワンツーからチャンスを演出するが、シュートはGKの正面に飛びキャッチされる。結局両チーム得点を奪うことはできず、スコアレスで前半を終えた。
東京は49分にコーナーキックのチャンスを獲得。するとキッカーを務めた三田のボールは直接ゴールへと吸い込まれて先制に成功。東京は3試合ぶりにゴールを奪った。勢いづいた東京はその後猛攻を仕掛ける。何度も相手ゴールに迫るが鳥栖も必死の守備でゴールを割らせない。
すると鳥栖は85分、高橋祐治が強烈なヘディングシュートを放つもGK林彰洋のファインセーブに阻まれる。それでもその直後の86分、金崎のヘディングシュートから、そのこぼれ球を豊田が左足で流し込んでスコアを振り出しに戻した。
さらに90+6分、小野裕二のフリーキックに合わせた金井貢史の折り返しから豊田に当たり、ボールはそのままゴールに吸い込まれゴールラインを割った。しかしこれに対し東京の選手は抗議するが、ゴールは認められて鳥栖が逆転に成功した。
試合はそのまま終了し、鳥栖が2-1で逆転勝利を収めてJ1通算100勝を達成した。また、東京は3試合勝利から遠ざかっている。
【得点者】
0-1 49分 三田啓貴(FC東京)
1-1 86分 豊田陽平(サガン鳥栖)
2-1 90+6分 金井貢史(サガン鳥栖)
By サッカーキング編集部
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