2試合のベンチ入り停止処分が下った長崎の手倉森監督[写真]=Getty Images
Jリーグは15日、V・ファーレン長崎(J2)の手倉森誠監督に2試合のベンチ入り停止の処分を決定したと発表した。
問題となったのは8月10日、FC琉球と対戦した第27節の試合において、試合後に行われたフラッシュインタビュー内で審判員を侮辱する発言に対して。Jリーグは規律委員会で映像を確認し、同監督に対してヒアリングを行うなど事実確認を行った結果、「審判員に対する侮辱または公然の名誉毀損行為」に該当すると判断し、2試合(第28節vs柏レイソル、第29節vsレノファ山口FC)のベンチ入り停止処分を決めた。
10日の試合直後、インタビューエリアに現れた手倉森監督は、試合の総評を語った後、「2-2の後の、あのミスジャッジ。あれをPK取れないあたりは、本当にJリーグの審判はおかしい。昨日の前日に審判が変わっているんですよ。それでこのミスジャッジだったら最悪だね」とコメント。
手倉森監督が指摘したシーンは、90分か経過して2-2で迎えた後半ロスタイムに入った直後、イバルボがドリブルで突破を試みると、ペナルティーエリア付近で相手DFから倒されたように見えた。しかし、主審の笛は鳴らなかった。その直後に失点を喫し、長崎は2-3で敗戦しただけに、指揮官の怒りは収まらなかった。
「今シーズン、レフェリーのミスジャッジはJ1でも多いですけど、あれを取れないなら話にならないです」。そう言い残すと、インタビューエリアを後にしていた。