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いよいよ27年目のJリーグ開幕…編集部がセレクト! 今季期待の“新戦力”11名を紹介

2019.02.20

J1期待の新戦力たち [写真]=Getty Images、J.LEAGUE

 2月22日、27年目の明治安田生命Jリーグが幕を開ける。開幕に先立ち、今季期待の新戦力11名を紹介する。

鈴木武蔵

[写真]=J.LEAGUE


生年月日:1994年2月11日(25歳)
身長・体重:185cm・74kg
出身地:ジャマイカ

所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌
ポジション:FW
背番号:9
利き足:右
経歴:韮川西小サッカースポーツ少年団→FCおおたJrユース→桐生第一高→アルビレックス新潟→水戸ホーリーホック→アルビレックス新潟→松本山雅FC→V・ファーレン長崎→北海道コンサドーレ札幌

プロ入り前から高い評価を受けていたスピードとパワーに加え、長崎で決定力が備わり、昨季は自己最多の11得点をマーク。名古屋戦ではハットトリックも記録した。さらなる飛躍を求めて、攻撃的なサッカーを志向する札幌へ移籍。昨季からチームを率いるペトロヴィッチ監督のもとで“大化け”する可能性を秘めている。

白崎凌兵

[写真]=J.LEAGUE

生年月日:1993年5月18日(25歳)
身長・体重:181cm・70kg
出身地:東京都

所属クラブ:鹿島アントラーズ
ポジション:MF
背番号:41
利き足:右
経歴:東京BIGスポーツクラブ→横河武蔵野FC→FC東京U-15むさし→山梨学院大附属高→清水エスパルス→カターレ富山→清水エスパルス鹿島アントラーズ

山梨学院高校時代はアタッカーとしてその名を馳せたが、プロ入り後は得意の2列目に加えてボランチも経験し、中盤のチャンスメーカーへと変貌。豊富な運動量でボールに関与し、攻撃のリズムを生み出す役割を担ってきた。そして今季からアジア王者・鹿島の一員に。「4冠」を目指すチームで新たな中盤の要となる。

山中亮輔

[写真]=J.LEAGUE

生年月日:1993年4月20日(25歳)
身長・体重:171cm・65kg
出身地:千葉県

所属クラブ:浦和レッズ
ポジション:DF
背番号:6
利き足:左
経歴:柏レイソルU-12→柏レイソルU-15→柏レイソルU-18→柏レイソル→ジェフユナイテッド千葉→柏レイソル→横浜F・マリノス→浦和レッズ

ポステコグルー監督率いる横浜FMでは持ち前の攻撃力がさらに開花。オーバーラップではなく、ピッチ中央へと切り込むインナーラップを繰り返し、強烈なミドルシュートで4得点を記録した。3バックを基本布陣とする浦和では、左ウイングバックでの起用が濃厚。今季は宇賀神、荻原との激しいポジション争いに挑む。

レアンドロ・ダミアン

[写真]=Getty Images

生年月日:1989年7月22日(29歳)
身長・体重:188cm・90kg
出身地:ブラジル

所属クラブ:川崎フロンターレ
ポジション:FW
背番号:9
利き足:右
経歴:アトレチコ・イビラマ(ブラジル)→ドーゼ・デ・オウトゥブロ(ブラジル)→マルシリオ・ジアス(ブラジル)→ツバラン(ブラジル)→インテルナシオナル(ブラジル)→サントス(ブラジル)→クルゼイロ(ブラジル)→ベティス(スペイン)→フラメンゴ(ブラジル)→インテルナシオナル(ブラジル)→川崎フロンターレ

ロンドン五輪で得点王に輝いた世界的ストライカーがJ1王者に加わった。開幕に先立って行われたFUJI XEROX SUPER CUPでは、攻撃を組み立てるポストプレー、最前線からの果敢なプレス、そして左足での強烈な一発で勝利に貢献。川崎サポーターの心をガッチリ掴み、元ブラジル代表の実力を遺憾なく発揮してみせた。

エウシーニョ

[写真]=J.LEAGUE

生年月日:1989年11月30日(29歳)
身長・体重:180cm・78kg
出身地:ブラジル

所属クラブ:清水エスパルス
ポジション:DF
背番号:18
利き足:右
経歴:ジーナス(ブラジル)→ビリェナ(ブラジル)→グレミオ・マリンガ(ブラジル)→ヘモ(ブラジル)→ナショナル(ブラジル)→CRB(ブラジル)→フィゲレンセ(ブラジル)→ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)→アメリカ・ミネイロ(ブラジル)→川崎フロンターレ

4季在籍した川崎では思い切りのいいオーバーラップを連発し、サイドバックとしては規格外の攻撃力を発揮。「そこにエウソン!」はお馴染みのワードとなった。清水には日本代表の北川、後半戦15試合で11得点を決めたドウグラスと強力なストライカーがいる。エウシーニョの加入でさらなる攻撃力アップが見込めそうだ。

マテウス

[写真]=J.LEAGUE

生年月日:1994年9月11日(24歳)
身長・体重:167cm・69kg
出身地:ブラジル

所属クラブ:名古屋グランパス
ポジション:FW
背番号:11
利き足:左
経歴:バイーア(ブラジル)→大宮アルディージャ→バイーア(ブラジル)→大宮アルディージャ→名古屋グランパス

昨季は12得点8アシストを記録し、大宮をけん引。圧倒的な個の能力を見せつけたブラジル人アタッカーがJ1に参戦する。同じ左利きの前田や“不敗神話”を誇る相馬ら、スタメン争いは熾烈を極めそうだが、名古屋のまた新たな攻撃のアクセントになりそうだ。同胞のガブリエル・シャビエル、ジョーとの連係にも注目したい。

キム・ヨングォン

[写真]=Getty Images

生年月日:1990年2月27日(28歳)
身長・体重:186cm・74kg
出身地:大韓民国

所属クラブ:ガンバ大阪
ポジション:DF
背番号:19
利き足:左
経歴:全州大(韓国)→FC東京→大宮アルディージャ→広州恒大(中国)→ガンバ大阪

ファビオの退団で補強ポイントとなっていたセンターバック。かつてJリーグでプレーした現役の韓国代表DFに白羽の矢が立ち、1月下旬に獲得が発表された。空中戦の強さはアジア屈指で利き足の左足からの正確なフィードで攻撃の起点にもなれる。宮本ガンバの“ラストピース”として攻守両面でチームを支えていく。

奥埜博亮

[写真]=J.LEAGUE

生年月日:1989年8月14日(29歳)
身長・体重:171cm・68kg
出身地:大阪府

所属クラブ:セレッソ大阪
ポジション:MF
背番号:25
利き足:右
経歴:ベガルタ仙台Jrユース→ベガルタ仙台ユース→仙台大→ベガルタ仙台→V・ファーレン長崎→ベガルタ仙台→セレッソ大阪

2015年には自己最多の7得点を記録するなど、攻撃力が持ち味のプレーヤーだったが、近年はポジションを1列下げボランチでの起用も増えている。ボランチに加えてサイド、トップ下、最前線と複数ポジションを高水準でこなす。ロティーナ新監督のもと、攻撃的サッカーの確立を目指すチームで中盤の軸となりそうだ。

ダビド・ビジャ

[写真]=Getty Images

生年月日:1981年12月3日(37歳)
身長・体重:174cm・68kg
出身地:スペイン

所属クラブ:ヴィッセル神戸
ポジション:FW
背番号:7
利き足:右
経歴:スポルティング・ヒホン(スペイン)→レアル・サラゴサ(スペイン)→バレンシア(スペイン)→バルセロナ(スペイン)→アトレティコ・マドリード(スペイン)→メルボルンシティ(オーストラリア)→ニューヨーク・シティ(アメリカ)→ヴィッセル神戸

昨年12月の最終節、突如ノエスタに姿を現すと、同日に来季の神戸加入を正式発表。スペイン代表の歴代最多得点記録を持つ世界屈指のストライカーがついにベールを脱ぐ。年齢は37歳とベテランの域に入っているが、前所属のニューヨーク・シティでは4季連続で二桁得点を記録。その決定力はいまだ健在だ。

野津田岳人

[写真]=J.LEAGUE

生年月日:1994年6月6日(24歳)
身長・体重:177cm・72kg
出身地:広島県

所属クラブ:サンフレッチェ広島
ポジション:MF
背番号:7
利き足:左
経歴:シーガル広島→サンフレッチェ広島Jrユース→サンフレッチェ広島ユース→サンフレッチェ広島→アルビレックス新潟→清水エスパルス→ベガルタ仙台→サンフレッチェ広島

武者修行から3季ぶりに復帰を果たした。クラブの“レジェンド”森崎浩司氏が長らく背負った「7」を継承し、生まれ育った広島の地で新たな挑戦をスタートさせる。武器である強烈な左足に加え、新潟と仙台ではボランチも経験し、プレーの幅を広げた。持っているポテンシャルを考えれば、今季ブレイクを果たす可能性は十分だ。

イサック・クエンカ

[写真]=Getty Images

生年月日:1991年4月27日(27歳)
身長・体重:179cm・68kg
出身地:スペイン

所属クラブ:サガン鳥栖
ポジション:MF
背番号:7
利き足:右
経歴:レウス・デポルティウ(スペイン)→バルセロナB(スペイン)→サバデル(スペイン)→バルセロナ(スペイン)→アヤックス(オランダ)→デポルティーボ・ラコルーニャ(スペイン)→ブルサスポル(トルコ)→グラナダ(スペイン)→ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)→サガン鳥栖

欧州ではバルセロナ、アヤックスといった名門クラブでプレー。緩急あるドリブルでチャンスを生み出すスペイン出身のアタッカーがJリーグに初参戦する。サバデル時代の師であるカレーラス新監督のもと、変革に挑む鳥栖にとっては重要なピースとなるだろう。トーレスとの“ホットライン”開通にも注目だ。


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