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【スカサカ!ライブ】いよいよ2019シーズン開幕 J1の注目チーム、注目選手は?

2019.02.19

 2月15日放送の#91には都並敏史氏と水沼貴史氏、そして2018シーズン限りで現役を引退した巻誠一郎氏が登場。2月22日(金)に開幕するJ1の注目チームや注目選手について議論した。

 まずは注目チームについてだが、巻氏は3チームの名前を挙げた。

「僕はやっぱりヴィッセル神戸、浦和レッズ、あとは北海道コンサドーレ札幌ですね。(札幌は)昨シーズンすごく面白いというか、しっかりボールをつなぐサッカーをしました。今シーズンはある程度、対策されると思うんですけど、その中でどれぐらいあのサッカーができるのかは個人的には楽しみです」

 水沼氏も神戸と浦和の名前を挙げ、その他に川崎フロンターレを挙げた。

「川崎は3連覇が懸かっているので、それができるかどうか注目だし、レアンドロ・ダミアンが前線に入った時に小林悠は右なの? 家長昭博は右じゃなくて左なの? そうなると他の選手は? みたいになってくる。エウシーニョがいなくなった右サイドバックはどうなるの? とか、いろいろなところが変わってくると思うんですよね。でも選手の質は高いし、サッカーに自信を持っているので、3連覇が懸かっているというところは注目しないといけないかな」

 水沼氏は神戸と浦和についても、それぞれ注目ポイントを語った。

「神戸はどうしても注目せざるを得ないでしょ。あれだけの選手がいて、すごいクオリティで。(アンドレス)イニエスタが来ただけで、ホーム以外のスタジアムがあれだけ盛り上がれる。そんなチームってなかったですよ。それだけの影響力があって、今年はそれにプラスして(ダビド)ビジャが来て、楽しみでないわけがないですよね。そこはすごく注目しています」

「浦和は(オズワルド)オリヴェイラ監督が、今年はキャンプからできる。練習は相当キツいですよ。その中で選手たちが鍛えられているというか、キツい中でもにこやかにやれている。鈴木大輔、杉本健勇、山中亮輔が入って、新しい選手たちが既存の選手たちとどう融合するのか。去年、活躍した武藤雄樹がちょっと出遅れているんですよ。で、シャドーストライカーに健勇がいる、(アンドリュー)ナバウトもいる、という感じになってくると、どういうメンバーを最終的に組むの? というところも気になるんですよね」

 また、水沼氏が語る浦和のオリヴェイラ監督の練習のキツさについて、鹿島アントラーズ時代にそれを経験している番組MCの岩政大樹氏はこのように語った。

「当時(岩政が鹿島でオリヴェイラ監督の指導を受けていた時代)はまだフィジカル系が多いという練習が一般的ではありましたけど、今はだいぶ減ってきたじゃないですか。どちらかというとゲームで流すとか、練習試合をたくさんやるとか。でも今もそれ(フィジカル系トレーニング)を続けているというのが彼らしいです」

 水沼氏が「試合なんてこれから70回近くやらなきゃならない。今(プレシーズン)は別に試合やらなくてもいいじゃないか、と言っていた」というオリヴェイラ監督の談話を紹介すると、岩政も「ブラジル人監督はよく言うんですけど、『練習試合はそもそも公式戦とは違うから、練習試合で評価しても(仕方がない)』みたいなところがある」とブラジル人監督の特徴を紹介。すると現役時代、監督時代を通じて多くのブラジル人選手、監督と触れてきた都並氏が、ブラジル人プレーヤーを獲得する際の秘訣をこのように語った。

「ブラジル人は、外国人枠が3しかなかったら、4人目を置いておかなければダメです。3人だけだと緩んで太ってくるんですよ(笑)。ネルシーニョ(現柏レイソル監督)とかも必ず4人目の若い選手を確保しておいて、ちょっと緩んでくるとすぐにその選手を使う、みたいな雰囲気を見せるんですよ。そうするとネジを巻いてくる。競争させないと何もやらない。日本人みたいにずっと真面目にやっていないからね」

 その都並氏はガンバ大阪に注目しているという。

「岡田武史さん(現今治FCオーナー)が以前、『1年目に成功した監督は2年目に難しい』と言っていた。(2018シーズン途中に)宮本恒靖監督になって急にチームがまとまって良くなりました、2年目がどうなるのかというところで、僕は期待したい。あれだけはっきりチームのコンセプトを打ち出して、今野(泰幸)が帰って来て中盤が安定した。(最終ラインは)ファビオが抜けたけど、キム・ヨングォンですよ。彼は堅いよ。いいセンターバックですから。あとはファン・ウィジョが海外に行かなければ大丈夫!」

 続いては注目選手。元日本代表ストライカーでもあった巻氏は「FW目線で、特に移籍した選手、杉本健勇、そこ(杉本が在籍していたセレッソ大阪)に移籍した都倉賢、そしてそこ(都倉が在籍していた札幌)に加入した鈴木武蔵。3人はタイプ的にも注目したい」と回答。

 札幌を取材した水沼氏は、鈴木武蔵のプレーや起用法についてこのように語った。

「武蔵は1トップでやるのかどうか。僕が見た試合は1トップでしたけど、アンデルソン・ロペスが(最前線に)入って、(鈴木武蔵が)シャドーでチャナティップと組んだ時に、三好(康児/現横浜F・マリノス)とは全然タイプが違うんですけど、縦への推進力はすごいですよ」

 杉本については水沼氏も「注目している」そうで、「新天地に行って彼の良さが出てきたら、浦和の成績も上がってくるだろうな、と思う」とコメント。また、杉本と同様にC大阪から移籍した山口蛍(神戸)について「神戸のアンカーとして前の選手をどれだけ生かせるのかが肝になってくると思うので。そこは注目に値するかな、と思います」と期待を寄せた。

 都並氏の注目選手は、川崎のレアンドロ・ダミアン。「ブラジル代表に入る頃から知っている」そうで、「ストリートサッカーでずっと育った。今の選手は早めにクラブに青田買いされるんだけど、彼は高校生ぐらいの年齢まで入っていない遅咲きの選手。そこでクラブに入った。真面目で一流の選手なので注目したい」とコメントした。また、サガン鳥栖のイサック・クエンカについても「日本サッカーの中でもドリブルでぶっちぎれるのか注目。あのドリブルは本物だから、なかなか楽しみ」と期待を寄せた。

 毎週金曜日21時から放送されている『スカサカ!ライブ』。次回は2月22日(金)21時スタートの予定で、この日、開幕するJ1のセレッソ大阪対ヴィッセル神戸のリポートやFAカップ5回戦チェルシー対マンチェスター・ユナイテッド戦のレビューなどを放送する。

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