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鹿島対レアルのクラブW杯に刺激…MVP受賞の家長昭博「来年は自分たちも」

2018.12.18

年間最優秀選手賞を受賞した家長昭博 [写真]=J.LEAGUE

 2018年のJリーグを締めくくる「2018 Jリーグアウォーズ」が18日に開催された。史上5クラブ目となるJ1連覇を成し遂げた川崎フロンターレからは歴代最多タイの7名がベストイレブンに選出された。また2016年の中村憲剛、2017年の小林悠に続き、今年度は家長昭博が年間最優秀選手賞を受賞。同一クラブからの3年連続MVPは史上初の快挙だ。

 前半戦はサンフレッチェ広島と「8」差の3位ターンとなったが、後半戦は11勝3分け3敗という圧倒的な成績で猛追し、見事J1連覇を達成。勝ち点69はもちろんのこと、勝利数21、得点57、失点27は全てJ1トップの成績だ。


 川崎の“バンディエラ”中村は「去年優勝してネガティブな感情が吹っ切れた。純粋にサッカーを楽しみながら追及できた1年だった」と今季を総括。現在38歳の中村は歴代3位となる8度目のベストイレブン入りを果たした。「明治安田生命さまのイベントに参加して、血管年齢が50歳と言われて……。それでもできるというところを見せることができたと思います。血管年齢は治した方がいいんですけど(笑)」と笑いを交えつつ、手応えを語った。

 家長は「MVP受賞は価値のあることだし、周りの方々に感謝したい。ただ、自分の中ではMVPよりも、毎年挑戦をして成長することに価値があると思っています。本当に大事なのはそういうことかもしれない」とコメント。「日本を代表する選手たちの中で成長したという思いで2年前に移籍してきました。人として、選手として成長することができましたし、加入して本当に良かった」と川崎でのキャリアを振り返った。

 J1連覇を果たし、次なる目標はアジアでのタイトルだ。今季は鹿島アントラーズがAFCチャンピオンズリーグを制覇し、現在UAEで行われているFIFAクラブワールドカップに参加中。日本時間明日深夜には欧州王者・レアル・マドリードとの準決勝が行われる。家長は「アジアにおけるフロンターレはまだまだ。強くて勝てるチームであることを見せつけたいと思います。鹿島を応援しつつ、来年は自分たちもという気持ちです」と意気込んだ。

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