2018.11.07

【スカサカ!ライブ】大混戦のJ2昇格争い “緑”の2チームに注目

サッカー総合情報サイト

 今季のJ2優勝・J1昇格争いは松本山雅FC、大分トリニータ、FC町田ゼルビア、横浜FC、東京ヴェルディ、アビスパ福岡、大宮アルディージャがわずかな勝ち点の中にひしめいており、自動昇格となる2位以内、J1参入プレーオフ出場圏内となる3位から6位までを巡って熾烈な争いを続けている。

 今回の放送では、その中から“緑”をチームカラーとする松本山雅と東京Vを注目クラブとしてピックアップ。この日のスタジオゲストだった河治良幸氏が松本山雅、戸川健太氏が東京Vのトレーニングを取材し、その模様が放送された。

 河治氏は松本山雅のトレーニング施設である「かりがねサッカー場」を訪問。「練習に入る前から選手たちの表情が引き締まっていて、反町(康治)監督も非常に厳しい表情。普段はオンとオフがはっきりした人なんですけど、(練習場に)入ってくる前の段階で非常に緊張感がありました」と選手や監督の印象を語った。

 また、チームのここまでの戦いぶりについてはこのように分析している。

「昨季は体力的に(試合の)終盤に落ちて、そこで点を取られる状況が多かったんですけど、今季は90分うまく戦えているというか、攻守の切り替えや隙を見せない、相手の隙を突くという、松本山雅が本来持っているものをもう一回、再認識して、そこに攻撃のクオリティをうまく加えていいチームになっていると思います。ただ、先制されてしまうとなかなか追いついて跳ね返すことができないところがあるので、いかに先制点を取られず、1点を取ったらそれをしのいでいくのかがカギになると思います」

 河治氏はまず、MF藤田息吹を取材。2013年から2015年まで清水エスパルスに所属していた藤田にJ1への思いを聞くと、このように答えた。

「J2に来てからJ1に上がるのは簡単なことじゃないと今改めて思いますし、J1のレベルも高いと感じていますので、J2でしっかり結果を出して戻っていけたらいいと思っています。僕はJ1でほとんど試合に出られずに2年間を過ごして、本当に悔しい思いをしているので、そこの舞台に戻って活躍することを目指していますし、まずはそのためにJ2で自動昇格を目指して頑張りたいと思います」

 続いてDF飯田真輝を取材。残り試合に向けての心構えを問うと、飯田はこう語った。

「冷静に試合を進めることが大事だと思いますし、(自分自身は)守備の選手なので、0-0の時間をどれだけ長く続けられるか、その中で1点取れるかになってくると思うので、冷静に対処したいです。前節(第39節大分戦/0-1)、自分たちらしくないサッカーをしてしまったので、自分たちがどんなサッカーをするべきなのか。あとは気持ちの面ですよね。若手にどうこう(心構えを伝える)というのは、上の人たちがどんな姿を見せるかになってくると思うので、いい影響を与えられたらなと思います」

 最後は河治氏と旧知の間柄である反町監督が登場。今回の訪問が『スカパー!』の取材であることを知り、「(スカパー!は)時代劇も見られる!」と、練習中とは一変して笑顔を見せていた反町監督に、残り試合に向けてのチームへの働きかけについて尋ねると、指揮官はこう答えた。

「全体が『この中で勝ち抜くんだ』という強い気持ちを持たなければならないと思いますし、選手はもちろんですけど、我々スタッフも、全体が一つの方向に向かなければならないと思っています。それがチーム力となって表れてくる、そのように考えるしかないです。このしびれるような3試合(取材は第40節の前に実施)、そのうち2試合をホームでできる喜びを表現して、躍動感あふれるサッカーで今季を終えたいと思います」

 一方、戸川氏は多摩市立陸上競技場で行われた東京Vのトレーニングを取材。今季の東京Vについて「臨機応変に対応できています。昨季から積み上げている4-2-3-1や3-4-2-1、4-3-3の精度が高まってきて、そのあたりの臨機応変さが強みになっています」と分析し、まずは2年目の指揮を執るミゲル・アンヘル・ロティーナ監督を取材した。

 ロティーナ監督は今季の戦いぶりについて「すべてが起こったシーズンだったと思います。よいスタートは切れなかった。迷いながらスタートする中、少しずつ良くなっていって、後半戦は完璧とは言えないですが、いいプレーができていると思います」と分析。昨季から上積みできている部分について問われると、こう答えた。

「最初は苦しみました。安在和樹と安西幸輝、両サイドの選手が移籍してしまったからです。しかし香川勇気や泉澤仁といった選手が後半戦に入ってきて、昨年、我々が持っていなかったクオリティを出してくれて、いいプレーができていると思います」

 また、MF内田達也に昨季のチームと比べて成長した部分を聞くと、内田はこう分析した。

「昨季よりも個に頼らず、チームとして崩していく形は間違いなく増えたと思うので、攻撃のバリエーションの部分ですね。守備は昨季から手応えがあるので、プラスアルファで攻撃の部分でチームとして崩していくという部分が出てきたので、そのへんが良くなってきたかなと思います」

 そしてシーズン終盤戦について、このように意気込みを語った。

「自分たちがやるべきことをやれば、J2ならどんな相手でも戦えるというのは感じているので、昇格争いの緊張感にのまれず、どれだけ自分たちがやってきたことを出せるか、そこにすべてが懸かっていると思います」

 毎週金曜日21時から放送されている『スカサカ!ライブ』。次回は11月9日(金)21時からオンエアされる予定となっている。

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