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町田、今年のJ1昇格は不可能に…水戸にJ1ライセンス、秋田にJ2ライセンス交付決定

2018.09.27

今季のJ1昇格は不可能となったFC町田ゼルビア [写真]=Getty Images for DAZN

 Jリーグは27日、2019シーズンのJリーグクラブライセンス判定について発表した。J1ライセンスは昨年までの40クラブに、新たに水戸ホーリーホックを加えた41クラブへ交付される。J2ライセンスは、現在明治安田生命J2リーグで自動昇格圏の2位のFC町田ゼルビアなど水戸を除いた昨年までの6クラブと、明治安田生命J3リーグで現在6位のブラウブリッツ秋田の合計7クラブに交付される。またこれにより町田は今季、最終順位にかかわらずJ1に昇格することはできず、参入プレーオフの出場資格も与えられない。

 Jリーグでは、独立した第三者機関「クラブライセンス交付第一審機関(FIB)」がクラブライセンス制度を運営。同機関はアジアサッカー連盟(AFC)のライセンスに準拠しながら日本版にカスタマイズしたクラブライセンスの交付判定を行っており、クラブから提出された申請に基づいて財務状況やスタジアムのスペック、アカデミー部門の運営などに応じたクラブライセンスを発行している。J1ライセンスを持たなければ順位基準(J2リーグ戦2位以内)を満たしてもJ1に昇格を認められないなど、Jリーグを運営するうえでの重要な判断基準となる。


 初めてJ1ライセンスを取得した水戸は公式サイト上で以下のように声明を発表している。

水戸ホーリーホックに初めてJ1クラブライセンスが交付されることになりました。今回のJ1クラブライセンス交付にあたり、茨城県、水戸市を始めとするホームタウン9市町村の皆さまなど、多くの皆さまに多大なるご協力を賜りましたことを心より御礼申し上げます」

 また水戸はJ1ライセンス取得のため、入場可能数15000人を満たしている笠松運動公園陸上競技場をホームスタジアムとして申請していたが、J1昇格を逃した場合には入場可能数15000人を満たさないケーズデンキスタジアムを来季のホームスタジアムとして引き続き使用する予定のため、J1ライセンスは効力を失ってJ2ライセンスに切り替わることになるという。

 また、J1ライセンスが交付されなかったために今季のJ1昇格は不可能となった町田は公式サイト上で以下のように声明を発表している。

「クラブとしましては引き続き、1年でも早いJ1参戦を目標に活動し、多方面に働きかけて参ります。スタジアムに関しまして現在、町田市の協力を仰ぎ、町田市立陸上競技場を改修する計画が発表されております。ただ、設備基準を満たしたクラブハウス、天然芝またはハイブリッド芝ピッチを1面以上有する専用の練習場に関しましては、クラブでの確保を目指し、努力を続けているところでございます。早期の解決を目指し、今後も関係各所と連携して参ります。チームは監督・選手の力で現在2位と結果を出し続けています。今シーズンは残りわずかとなりましたが、ファン・サポーター、パートナー企業の皆様におかれましては、選手をサポートすべく、スタジアムへお越しいただき、これまで以上の応援を何卒よろしくお願い申し上げます」

 2019シーズンのJリーグクラブライセンス一覧は以下のとおり。

▼J1クラブライセンス

北海道コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台
モンテディオ山形
水戸ホーリーホック
鹿島アントラーズ
栃木SC
ザスパクサツ群馬
浦和レッズ
大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド千葉
柏レイソル
FC東京
東京ヴェルディ
川崎フロンターレ
横浜F・マリノス
横浜FC
湘南ベルマーレ
ヴァンフォーレ甲府
松本山雅FC
アルビレックス新潟
カターレ富山
ツエーゲン金沢
清水エスパルス
ジュビロ磐田
名古屋グランパス
FC岐阜
京都サンガF.C.
ガンバ大阪
セレッソ大阪
ヴィッセル神戸
ファジアーノ岡山
サンフレッチェ広島
レノファ山口FC
徳島ヴォルティス
愛媛FC
アビスパ福岡
ギラヴァンツ北九州
サガン鳥栖
V・ファーレン長崎
ロアッソ熊本
大分トリニータ

▼J2クラブライセンス

ブラウブリッツ秋田
FC町田ゼルビア
AC長野パルセイロ
ガイナーレ鳥取
カマタマーレ讃岐
鹿児島ユナイテッドFC
FC琉球

By サッカーキング編集部

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