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【浦和vs神戸プレビュー】浦和は神戸との直近5対戦で4勝1分と好相性…監督交代の神戸は不安定な状態がどう影響するか

2018.09.21

神戸の監督に就任したフアン・マヌエル・リージョ氏 [写真]=Getty Images

浦和レッズ プレーメーカー・柏木陽介が復帰の見込み

【プラス材料】
 前節の横浜Mとのアウェイゲームで2-1の勝利を収め、リーグ戦の連続未勝利を3でストップした。今節の相手である神戸とは直近の公式戦5試合で4勝1分と相性も良く、上位進出のために勝ち点3を狙いたい試合だ。

 前節を欠場した柏木陽介だが、オズワルド・オリヴェイラ監督によれば「シーズンの最後まで戦うため」に必要な休養だったため、今節は復帰が濃厚。負傷者は依然として多いが、プレーメーカーの復帰は好材料だ。

 神戸戦が古巣対決になる岩波拓也は「生まれ育ったクラブを相手に恥ずかしいプレーはできない。どこと対戦するよりも楽しみにしている試合です」と強い意気込みを語っている。4月のアウェイゲームでは同点ゴールを挙げた男の、セットプレーでの攻撃参加にも期待がかかる。

【マイナス材料】
 リーグ前節の横浜M戦は勝利したものの、ゲームを支配される時間が長かった。そして、ファブリシオの長期離脱を受けてスタメン起用されたマルティノスは、前半のみで交代。今節は荻原拓也が抜擢される可能性が高いが、経験値の部分で不安はある。

 また、エースの興梠慎三が8月1日の川崎戦を最後にゴールから遠ざかっているのも気がかりだ。オリヴェイラ監督は「どんなフォワードにも点を取れない時期はある」と話しているものの、得点源の不調はマイナス材料と捉えざるを得ない。

 当日はチケット完売で大観衆が予想されるが、それは明らかな「イニエスタ効果」によるものであり、ホームゲームとはいえ普段とは全く違う雰囲気に包まれそうだ。その空気感に影響されることなく、落ち着いてゲームに入っていきたい。

文:totoONE編集部

ヴィッセル神戸 イニエスタ&ポドルスキの二枚看板が揃い踏み

【プラス材料】
 リーグ前節のG大阪戦では、負傷により出場が危ぶまれていたアンドレス・イニエスタがピッチに立った。「コンディションは万全ではなかった」(イニエスタ)とはいえ、それでも高いパフォーマンスを披露。長期離脱でなかった点は、大きなプラス材料と言っていい。

 また、前節は出場停止だったルーカス・ポドルスキが、今節の浦和戦から復帰する点にも注目したい。彼が入ることでサイドチェンジなどの大きな展開が生まれるなど、攻撃のバリエーションは格段に増える。連敗ストップに向け、イニエスタとポドルスキの二枚看板揃い踏みはアドバンテージになる。

 守備では渡部博文も出場停止を消化して今節から復帰。アフメド・ヤセルの左サイドバック起用というオプションを使える状況が整った。

【マイナス材料】
 第24節の横浜M戦から前節のG大阪戦にかけて3連敗。天皇杯の鳥栖戦も入れれば公式戦4連敗と、チームの雰囲気は良好とは言えない。

 さらに、前節を最後に吉田孝行監督が解任された。後任にはスペインのレアル・ソシエダなどで指揮をとったフアン・マヌエル・リージョ監督が就任したが、就労環境が整うまではアシスタントコーチの林健太郎が暫定的に指揮を執ることに。この不安定な状態が、今節にどのような影響を及ぼすかが最大の注目ポイントだ。

 公式戦4試合で2得点という攻撃面もさることながら、課題は守備。前節も前線からのプレスがはまらず、最終的には逆転負けを喫した。大﨑玲央やヤセルがシーズン途中に加入した中で、連動した守備に不安が残る。

文:totoONE編集部

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