今年1月にコリンチャンスへ復帰したエメルソン [写真]=Getty Images
コリンチャンスに所属するブラジル人FWエメルソンが、今シーズン限りで現役を引退するようだ。ブラジルメディア『グローボ』や『UOL』などが19日に報じた。
報道によると、エメルソンは今年12月7日に引退試合を開催し、選手としてのキャリアを終えるという。コリンチャンス・アリーナで開催される予定で、ゆかりのある選手やアーティスト、ゲストらが参加。入場チケットは腐敗しない食料との交換となり、収益はNGOや恵まれない地域に寄付するという。
エメルソンはサンパウロの下部組織出身で、2000年から日本でプレーした。コンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)、川崎フロンターレ、浦和レッズと渡り歩き、Jリーグ通算121得点を記録している。以後はカタールのアル・サッドやフランスのレンヌを経て2009年はフラメンゴ、2010年はフルミネンセ、さらに11年にはコリンチャンスでブラジル全国選手権個人3連覇を達成した。
2012年にはコパ・リベルタドーレス決勝で2得点を挙げ、コリンチャンスの南米制覇に大きく貢献。同年に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップでは欧州王者のチェルシーを破り、クラブ世界一も経験している。以後はボタフォゴ、フラメンゴ、ポンチ・プレッタを経て今年1月にコリンチャンスへ復帰。2006年に年齢詐称にて逮捕されたこともある同選手は現在40歳で、キャリアに終止符を打つこととなった。
By サッカーキング編集部
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