2018.08.10

【名古屋vs鹿島プレビュー】連勝中の名古屋は攻撃陣の躍動感こそが生命線…鹿島は夏場のアウェイ戦に苦手意識あり

前節にハットトリックを記録し、チームを逆転勝利に導いた名古屋のジョー [写真]=J.LEAGUE
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■名古屋グランパス 前節でジョーがハットトリックの大活躍

【プラス材料】
 リーグ開幕2節以来の連勝を飾り、チームは息を吹き返しつつある。依然として順位表の上では厳しい戦いが続いているが、前節は0-2からジョーのハットトリックで逆転するという離れ業を演じており、プラスアルファの力が備わってきている印象だ。

 ジョーを盛り立てる陣容も整ってきており、小林裕紀や前田直輝といった相性の良い選手がいずれも調子を上げてきているのも好材料のひとつ。

 また負傷欠場が続いていたE・ネットにも時間限定ながら出場の芽が出てきたことで、鹿島に対抗するための戦力の上積みにも期待感が増した。攻撃陣の躍動感こそがチームの生命線だけに、現状はまずまず良いということができるだろう。

【マイナス材料】
 前節は勝利したものの、守備の拙さから2点を先制される厳しい試合展開ではあった。後半は相手の疲弊もあって無失点に抑えこんだが、その守備陣の要である中谷進之介が今週の練習を調整気味に進めており、丸山祐市もコンディションはまだ完璧ではない。

 中谷の代役には新井一耀という実力者がおり大きな穴とはならないものの、厳しくも的確なコーチングでチームを引き締めていた若きディフェンスリーダーが不在となれば、一抹の不安もよぎる。守備面は風間監督就任後の常なる課題だが、この苦境においてはさらに徹底しておきたいところ。鹿島の老獪かつアグレッシブな攻撃にいかに対抗するかは勝負の分かれ目ともなる。

文:今井雄一朗

■鹿島アントラーズ チョン・スンヒョンは上々の鹿島デビュー

【プラス材料】
 今夏、鳥栖から完全移籍で加入したチョン・スンヒョンが前節のホーム清水戦で先発デビューを果たした。加入から時間も少ないこと、連係が求められるセンターバックというポジションであることを差し引いても、現役韓国代表の名に恥じない落ち着いたプレーで、1-0の勝利に貢献した。負傷離脱中の昌子源、ベルギー1部セルクル・ブルージュへ完全移籍した植田直通の穴を埋める活躍が期待されるなかで、道筋を立てたと言えるだろう。安定した守備からの攻撃という大岩剛監督が目指すスタイルを、具現化していく存在になれば、後半戦の上位浮上が見えてくる。

 また、連戦から解放され、アウェイ名古屋戦前は1週間空くことになったこともプラス材料。巻き返しへ、勝ち点3を奪いに行く。

【マイナス材料】
 敵は名古屋以外にもいる。記録的な猛暑だ。茨城県鹿嶋市近郊は避暑地として知られ、別荘が建つエリアもある。通常であれば、夜間はエアコンをつけずに夏を越すことができるほど。選手も体調管理をしやすいメリットがある一方で、夏場のアウェイ戦はクラブの歴史的に苦手としてきている。

 アウェイ名古屋戦は午後6時と、同7時に比べて暑さが残りやすい時間帯にキックオフを迎える。連戦から解放されたとはいえ、限りある体力を上手に使うことが求められる一戦になるだろう。試合巧者と言われるクラブのお家芸で、苦手の暑さを克服したい。

 チームの状態としては上向きに入っているが、敵地、夏場の鉄則、先に失点しないということを心がけ、ピッチに向かう。

文:totoONE編集部

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