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盟友・原口に捧げる一発…ロシア帰りの槙野が「ちょっとした恩返し」に成功

2018.07.19

得点後、原口が観戦するスタンドへ駆け寄る [写真]=J.LEAGUE

 勝負を決めたのは、ロシアで檜舞台を踏んだ日本代表DF槙野智章だった。

 18日に再開した明治安田生命J1リーグ。浦和レッズはホームに名古屋グランパスを迎えた。1-1で迎えた70分、柏木陽介のCKを槙野が頭で合わせてこれが決勝点に。さらにこの試合では同じくロシア帰りの遠藤航が2得点を奪い、浦和が誇る代表戦士がJ1再開初戦で揃い踏みを果たした。この“アベック弾”には槙野も「出来すぎたストーリーですね」とニヤリ。浦和はリーグ戦4試合ぶりの勝ち点3を獲得し、11位まで順位を上げた。


 槙野といえばムードメーカーの顔を持つ一方、ピッチでは闘志を全面に押し出す姿が特徴的。得点を決めた際には、力強いガッツポーズや熱狂的な浦和サポーターを鼓舞するような“熱い”パフォーマンスがおなじみとなっているが、今日はゴールネットを揺らすと一目散にメインスタンドへ。その視線の先にいたのは盟友・原口元気(ハノーファー)だった。

 槙野と原口は約2年半、浦和でともにプレー。2018 FIFAワールドカップ ロシア・決勝トーナメント1回戦、ベルギー代表との一戦で得点を決めた原口はすぐさま槙野のもとへ駆け寄った。大会敗退後の7月5日には「この人とW杯に行けてよかった」という文言とともに、槙野との2ショット写真を自身のTwitterに投稿。2人の関係がいかに特別かがよく分かる。

 槙野は原口が来場することを知っており、事前に「どこにいるのかチェックしていた」という。「スタンドとピッチで距離はあったけど、ちょっとした恩返しができたと思う」と胸を張った。

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