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J3長野が指揮官交代、阪倉ヘッドコーチが昇格…浅野哲也監督は退任

2018.06.12

2014年から栃木の指揮を執っていた阪倉裕二氏が長野の次期指揮官に [写真]=Getty Images

 AC長野パルセイロは12日、浅野哲也監督の退任を発表した。後任には、ヘッドコーチを務めていた阪倉裕二氏が就任する。

 浅野監督は1967年生まれの51歳。選手時代は名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)や浦和レッズ、FC東京、川崎フロンターレでプレーした。現役引退後は指導者に転身し、湘南ベルマーレの下部組織やアビスパ福岡のヘッドコーチと監督、伊賀フットボールクラブくノ一の指揮官を歴任。2015年から鹿児島ユナイテッドFCの指揮を執った後、昨季から長野を率いていた。1年目の昨季は明治安田生命J3リーグで5位に終わり、J2昇格を果たせず。今季は12試合消化時点で暫定14位と苦しんでいた。


 退任にあたり、浅野監督は以下のようにコメントしている。

「日頃より我がクラブへの厚い御支援、熱い御声援を頂戴しておりますこと、誠にありがとうございます。この場をお借りし改めまして御礼申し上げます。この度、私、浅野哲也は、トップチーム監督を退任する事となりました。J3参入から5年目となる節目の今シーズン、J3優勝、J2昇格を叶えるべく覚悟を持って努力してまいりましたが、開幕から12試合を消化した現時点での成績、チーム状況等、クラブとの協議のうえ、このような運びとなりました」

「私自身、途中で引き下がることは、全く情けない気持ちですが、これ以上、クラブや皆様に御迷惑をかけることはできません。全ては私の力不足です。申し訳ありませんでした。ここまで、一緒に闘ってくれた選手や現場スタッフ、クラブスタッフの皆様、クラブを支えて下さるスポンサーや地域の皆様、各メディア関係の皆様、そして、大きな声援で後押しをして下さった大勢のファン、サポーターの皆様には、言葉では足りない程の感謝と申し訳なさで、心が溢れんばかりです」

「リーグ戦はあと20試合残されています。苦しいチーム事情にしてしまった私が言う資格はないと思いますが、これからまた、強さを取り戻し、皆様に更に愛される長野パルセイロになっていくことを心から願っています。1年半という短い間でしたが、この長野の地で皆様と出会い、ともに闘えたことは私の大切な財産となりました。本当にありがとうございました」

 そして後任として指揮を執る阪倉氏は1967年生まれの51歳。横浜FCのコーチや京都サンガF.C.U-18の監督を務めた後、栃木SCにてヘッドコーチやユースの監督を歴任した。そして2014年から翌2015年7月まで、栃木のトップチームを指揮。2016年からは清水エスパルスのヘッドコーチを務め、今季から栃木のヘッドコーチを担当していた。

 監督就任にあたり、阪倉氏は以下のようにコメントしている。

「まずは、ヘッドコーチとして、浅野監督をしっかりサポートできず、このような状況になってしまったことを大変申し訳なく思っております。急ではありましたが、浅野監督の意思を引き継ぐためにも、クラブからの監督就任依頼を受けさせていただくことにしました」

「現在チームのおかれている状況は、決して良いものではありませんが、今一度、選手、スタッフ、クラブ、スポンサー、サポーターの皆様と一体となってこの状況を打開し、少しでも良い方向に持っていけるよう全身全霊をかけて頑張っていきたいと思います。引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします」

 長野は明治安田生命J3リーグ第13節終了時点で12試合を消化し、2勝6分け4敗の勝ち点「12」で14位に低迷。次節は16日、グルージャ盛岡とのアウェイゲームに臨む。

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