首位の広島を破ったC大阪 [写真]=J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグ第15節が20日に行われ、サンフレッチェ広島とセレッソ大阪が対戦した。
先にチャンスを作ったのはC大阪だった。5分、日本代表に選出された山口蛍は、ペナルティエリア右でボールを要求する福満隆貴に鋭いパスを供給。ダイレクトの折り返しに反応した杉本が右足でゴールに蹴り込むも、福満がオフサイドの判定を受け、ゴールとはならなかった。
28分、今度は首位を走る広島がゴールに近づく。敵陣左サイドからペナルティエリア内へ早めのクロスが入ると、ティーラシンが頭で落として、最後は水本裕貴がダイレクトシュートを放った。しかし、これはGKの正面に飛んでしまう。
49分、C大阪にアクシデントが訪れた。2試合ぶりにリーグ戦先発出場した清武弘嗣が、自らプレーを切るように味方に告げ、交代を申し出た。高木俊幸が代わりにピッチに立つ。
それでも81分、その高木がチームを救う。GKからのロングボールをヤン・ドンヒョンが受けて後ろに反らすと、ディフェンスライン裏に抜け出した高木がGKの股下を抜くシュートを決め、スコアボードを動かした。
さらに84分、敵陣左サイド深くからクロスが上がると、相手DFにクリアされる。ペナルティエリア外左寄りにポジションをとっていた高木が胸トラップでボールを拾うと、豪快なボレーシュートを突き刺して2点目を奪った。
試合はこのまま終了し、C大阪がリーグ戦2連勝を飾った。一方の広島は、今季2敗目を喫してしまった。なお、日本代表に選出された山口蛍と青山敏弘は、ともに先発フル出場を果たした。
【スコア】
サンフレッチェ広島 0-2 セレッソ大阪
【得点者】
0-1 81分 高木俊幸(C大阪)
0-2 84分 高木俊幸(C大阪)
By サッカーキング編集部
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