大阪ダービーは白熱した試合展開に [写真]=J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグ第9節が21日に行われ、ガンバ大阪とセレッソ大阪が対戦した。
“大阪ダービー”となったこの試合。開始早々の16分、G大阪をアクシデントが襲う。相手GKからのロングフィードを互いに競りに行った東口順昭と三浦弦太が交錯。プレーが一時中断されると、両選手ともフィールドに倒れこんでしまう。三浦は起き上がりなんとかプレーを続けることができたものの、東口は顔を強打。J1初出場となる林瑞輝と交代した。
味方の負傷にもめげずに攻め続けたG大阪がチャンスを掴む。41分、ペナルティエリア内左サイドで仕掛けたファン・ウィジョが相手DFに倒されてPKを獲得。自ら蹴り込み、貴重な先制点を奪って見せた。
後半に入ってもG大阪の攻撃がライバルチームを襲う。55分、遠藤保仁のスルーパスを受けた藤春廣輝がペナルティエリア左からクロスを上げる。これに合わせた藤本淳吾が強烈なヘディングシュートを放つも、キム・ジンヒョンにはじかれたボールはゴールポストに嫌われ追加点とはならない。
C大阪も反撃。61分、柿谷曜一朗から右サイドで待っていた松田陸がパスを受けると、ペナルティエリア右からグラウンダーのクロスを供給する。ニアサイドに飛び込んだ高木俊幸が合わせるも、枠を捉えることはできない。
さらに88分、C大阪がカウンターを仕掛ける。柿谷が敵陣でボールを持ち運び、高木に預ける。高木はそのままペナルティエリア左に進入しシュートを放つも、ネットを揺らすことはできない。
試合はこのまま終了し、G大阪が貴重な勝ち点3を手に入れた。C大阪のリーグ戦連勝は「4」でストップしている。
【得点者】
1-0 41分 ファン・ウィジョ(PK)(G大阪)